ソシュール
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- 2001-09-05
略歴
フェルディナン・ド・ソシュール(1857−1913)。「現代言語學の祖」。のちの「構造主義」にも影響を與へてゐる。
- 1857年、スイス生れ。ジュネーヴ(フランス語圈)の出身。
- 1875年から1年間ジュネーヴ大學で學ぶ。その後、ライプチヒ大學に留學。
- 1878年、「印歐諸語の母音の原初體系に關する覺書」を刊行。
- 1880年、學位論文「サンスクリット語の絶對屬格の用法について」提出。
- 同年10月より1891年まで、パリ在住。高等研究院講師、パリ言語學會幹事などを歴任。
- 1891年秋からジュネーヴ大學にてサンスクリット語・印歐諸語の比較文法、言語地理等を教授。
- 1893年頃から論文の發表が殆ど無くなる。
- 1894年、言語學の先驅者ホイットニーが死去。アメリカ文献學会は追悼文をソシュールに依頼。ソシュールは、70枚に及ぶ草稿を書いたものの、それを未完のまま放置。以來ソシュールは學問的に完全に沈黙する。
- 沈默してゐる間、ソシュールは古代史のアナグラム研究などに熱中してゐたと言はれる。
- 最晩年、3囘に亙り『一般言語學講義』を行ふ。
- 1913年、死去。
- 1916年(ソシュールの死後)、最晩年の講義を聽講した學生らが、講義ノートに基き『一般言語學講義』を編纂・刊行した。同書は「ソシュールの思想を復元したもの」とされるが、實際にはさうではない。小林英夫による邦譯が日本の言語學者に多大な影響を與へた。後年、ソシュールの講義に忠實な講義録が刊行されてゐる。
記事
- 「ソシュール言語學」祖述
-
- 「ソシュール言語學」祖述(1)
- 「ソシュール言語學」祖述(2)
- 「ソシュール言語學」の效能と限界 1
- 2000-09-09
- 2005-03-17
- 「ソシュール言語學」の效能と限界 2
- 2003-11-09
リンク
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