高木書房「日本の将来」シリーズについて

高木書房は、昭和四十年代に創業した出版社で、叢書「日本の将来」シリーズを刊行して、一般に良く知られるやうになつた。

「日本の将来」シリーズは、初期にはテーマ別の對談を、のちには個人による長篇評論をラインナップした。その中には、新聞批判や中国批判といつたテーマの書籍を含み、ベストセラーとなつたものがある。さうしたテーマは、現在では全く當り前の事となつたが、1970年代頃は依然、タブーとされてゐたものである。

初期の企劃・監修者が、非道く閉塞した當時の言論界に挑戰し、風穴を開けようと試みた事を、冷戰後に出版された『選択のシナリオ』の「まえがき」で、香山健一氏が賞讃してゐる。

「日本の將來」シリーズ・既刊リスト

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