事実と論理への誠意さえあれば
どんなに立場がちがっていても、すべて人は話し合うことができる
「自由選書」には雜誌「自由」掲載の論文が數多く再録されてゐる。
初期の「自由選書」には「自由」の綱領と編集委員のリストを掲載した栞が投込まれてゐる。
以下は「総合雑誌 自由」の綱領。「戦後日本の思想と政治」(昭和四十六年三月十五日第一刷発行)投込みの栞による。
- 自由主義の立場に立って左右の全体主義を排し確固たる民主主義の確立のために公正な世論の形成を目ざしております。
- 情報・知識時代に対応するため正しい事実の認識と論理の追求を通じて正確な判断力を養成するため努力いたします。
- 国際化時代に対応するため米・英・仏・独・印・西・濠・比等十数ヶ国の主要誌と共同企画・編集を行っております。
以下は「『自由』編集委員」のリスト。「戦後日本の思想と政治」(昭和四十六年三月十五日第一刷発行)投込みの栞による。
- 評論家 竹山道雄
- 作家 平林たい子
- 東京大学教授 林健太郎
- 評論家 福田恆存
- 東京大学名誉教授 木村健康
- 都立大学名誉教授 関嘉彦
- 評論家 武藤光朗
- 電気通信大学助教授 西尾幹二
- 清風学園副校長 平岡英信
- 編集長 石原萌記