「そんなの正論ぢやないッす」の一言で終はり。
「アンチW3C主義者」は、「ホームページを作る人間はデザイナーにならなければならない」とでも信じてゐるのではないですか。
或は、論理的な文章を書かうとする事を連中は憎んでゐるのではないですか。畫像やアニメーション、そして雰圍氣で以て、讀者を洗腦するやり方を、連中は非道く好んでゐるのではないですか。
彼らは技術的正当性と人間的正しさとを混同してしまったのだと思う。確かに技術的に見れば、主張内容はその通りかもしれない。しかし技術は宗教ではない。技術は実際に広く使われてこそ意味がある。 HTMLなんて単なるテキストでしかない。文法を間違えても人命に関わるわけじゃない。文法を守ることに目くじらを立てるほど下らないパワーの浪費はない。
電車の中で老人に席を讓らなくとも、まあ、多くの場合、人命に關る事などありません、「小さな親切」を實行しない事に目くじらを立てるほど下らないパワーの浪費はない、と言ふのは、果して正しい事でせうか。
間違つた文章を讀まされても、多くの場合、人命に關る事などありません、だから讀者は新聞の誤報を笑つて許しませう、と言つたら、皆さん納得しますか。
逆を考えてみればいい。全員が純なHTMLばかり書いている世界。 W3Cの規格に誰も逆らわない世界。無菌状態のHTMLだけしか存在しない世界。こりゃ不気味ですぜ。
世の中の全ての人間が御釋迦樣のやうににこにこと微笑む世界を想像してごらんなさい、こんな不氣味な世界はありませんね、だから皆さん、犯罪に励みませう、と言つたら氣違ひですね。
「正しいHTML文書を書かうとする事」に「宗教的」のレッテルを貼るのは極めて恣意的な行爲だが、自分で勝手に貼つたレッテルを客觀的な事實だと思ひ込み、それを根據に罵るのは感心しない。
HTMLは既に技術者の手を離れてしまっているのである
と筆者は言つてゐるが、言語學の觀點からHTMLの本來の仕様は納得出來るものだ、と私はPC Tipsで論じてゐる。「技術者」を假想敵として筆者は罵つてゐる。しかし、言語學の觀點から反論が來ると、筆者は豫想してゐないだらう。
まあ、1998年1月28日に公開された非常に古い文書ですから、筆者は例によつて昔書いたものをそのまま放置してゐたと言逃れをするのかも知れませんが。
日記。讀むべし。これが常識と云ふものだ。
題名が意味不明。「ヨヒコ」とは人名か。「ヨヒコ」は「良い子」では絶對にない。形容詞の活用語尾が「ひ」になる事はあり得ない。有り得ると思つてゐる日本人がゐたら、そいつは日本人の僞者である。
初心者に限つて「あんたの言ふ通りにやつたのにうまくいかないぢやないか。どう云ふ譯なんだ。(金返せ)」と言ふものです。それも大概中年或は年寄り。
エラーメッセージを傳へるのに、「○○何とかがをかしい」と、途中で適當に省略をする人がゐるやうです。さう云ふ人に限つて「何でわからないんだ」と怒るのですが、わからない事を言ふ自分が惡いんですよ。
ケチと怠け者は、本當に困りものです。
幾つか氣になる記述もあるが、大筋では「わかつてゐる」人による解説。
さてさて、いもむしを食べるというたとえ話をしてみます。つか、これは文化のたとえです。つまり、なかにはゲテモノもあるってことですな。でもゲテモノにせよ昆虫食にせよ、その発想とかがけっこうどっかで使えることが将来あるかもしれないし、とにかく「自分と違うものは、とりあえずなんでもつぶしておく」んじゃなく（それじゃあすは我が身があぶないって）、内心きしょいと思いつつも余裕の笑みでゲテモノすらいちおう存在くらいは認めておく、それがいいって思ってるヤツの自由には、べつに干渉しない、それがマチュアな（おとなな、成熟度の高い）精神でしょう。
「げてもの喰ひ」と文化とを一緒くたにされては堪りません。「パン」と「人はパンのみにて生くるにあらず」とは異る次元の問題です。
しかも、自分と違うものは、とりあえずなんでもつぶしておく
文化も存在する事實を、妖精現實の筆者は理解出來ません。そして、自分と違うものは、とりあえずなんでもつぶしておく
文化を取敢へず潰さうと、この筆者はやつきになつてゐます。「自覺なき分裂症患者」には、困つたものです。
お笑いパソコン日記に反應してみる。
OS/2 MAGAZINEの附録CD-ROMに、OS/2版秀丸エディタが收録されてゐました。(Version 3.4)
動作機種: i386以上の32ビットCPUを搭載したマシンでのみ動作します．286マシン
でも２０ドットフォントさえ使わなければ一応動作するようです。
OS :日本語MS(R)OS/2 V1.2以上が必要です.
メモリ :ファイルサイズが0でウィンドウを最大化した時に500K程度消費します.
内部的に必要なメモリは編集するファイルの大きさ+α+500K程度です.
OS/2 PMの消費する分と合わせて実装６Ｍ位あれば大丈夫でしょう.
複数の秀丸を起動した場合は１つの秀丸当たりのメモリ消費量はもっと
減ります．
ディスク:SWAPPATHのあるドライブには他のプロダクトとのからみもありますが,
ある程度の空き容量は必要です.
作者 斉藤秀夫 (NIFTY)PEH00775 最近のハンドル： 秀まるお
TE.DOC
WARPでは、フォントが無いので表示すら出來なかつたやうな記憶が。
486 DX2 66MHz、メモリ16MBで、OS/2 2.1は「辛うじて」動作しました。シングルタスク状態ならば、そこそこ使へました。ただ、互換機ではドライヴァ不足が深刻な問題でした。Graphics Ultra Pro用のドライヴァが實裝されたのはWARP 3以降。
２ちゃんねるに「晒される」のを嫌がるウェブサイト制作者がゐる。しかし私は「晒され」ても氣にしない。
２ちゃんねらーの「評判」を本氣にとる人間はゐない。或は、どんな惡口コメントが附されてゐても、リンクを辿つて見に來た人の「先入見」をひつくり返せるやうに「言葉 言葉 言葉」その他の記事を私は書いてゐる。
ALLNETからJCOM@Homeに移轉しても、アクセス數が減つてゐない事實に吃驚。
段落アンカーのススメ論爭について。
物を書いて發表してゐる時點で、物書きは、他人は勝手に批評でも何でもするものだ、と豫想をしてゐなければならないと思ふ。
しかし、私と喜多氏との「論爭」が全然話題にならなかつたのに、こちらは大騷ぎですな。
「支那人」と「中國人」に關する資料を頂戴しました。
４月は暇が出來るので、詳しく調べます。
雪が降つてゐる。
從來の環境と使ひ勝手が違ふ、ネイティヴアプリが少い、妙に不安定、と云つた處が、OS/2とMac OS Xでは似てゐるやうな氣がする。
31日、追記。Microsoftがアプリケーションを提供するかしないか、と云ふ點で、Mac OS XとOS/2との間には違ひがある。結局、OSの生き死にを支配するのはMicrosoft。
商人の本気──というか、立場の本気は存在します。或いは立場そのものに本気はなくとも、その立場に陶酔し、その立場にいることが自分の個性なのだ・その立場にいるのが自分個人なのだと考えている人間には、本気がある。立場に殉じていくようなある意味で
馬鹿な人々は、その一例ではないでしょうか。
さう云ふ勘違ひによる本気
は、確かに存在するのだが、陶酔
であるのならばよろしくないですね。
功利的なものと信念的なものはわりと矛盾します。自分の利益と自分の信念とが矛盾する、そういう事態はごく普通にある。しかし利益と信念とが（たまたま）一致する人だっている。或いは、信念に近い利益と信念に遠い利益とが矛盾する時、信念に近い利益を優先する人もいる。そのときの本気が、
商人の本気なのだとも言えるのではないでしょうか。
それは(文學と對置される)政治に屬するものです。或は、善か惡かを選ばうとするのが道徳であり、最善ではないが増しであるものと惡とのうち前者を選ぶのが政治であります。
押付けないで下さい とのことですが、野嵜さんの書かれていた文にも、28日の僕の記事のような書き方のものがいくつかあったと記憶しています。そして僕も 押しつけないでくれ と感じたことがありました（書きはしませんでしたが）。自分の書いたものが他人の目にどう映ったかを認識して欲しい、勝手ながら僕はそう思いました。酷く嫌味チックなやり口ですが。
Piroさんは「押付けは嫌だ」と云ふ立場なのだから、Piroさんが「押しつけ」をするのは理屈に合はない。しかし私は「本氣で信じてゐる事を他者に押付けようとするのは正しい」と云ふ立場なのだから、私が「押付け」を行ふのは理に適つてゐる。
私は、Piroさんの立場と主張が食違つてゐる事を指摘したのであります。「押付け」の是非を私は問題にしてゐません。ただ、立場と主張に於る一貫性を問題にしてゐるだけであります。
それにしても、どうして人は、或主張を「絶對的な場」に置いて吟味しようとするのですかね。どうしてコンテクストに應じて、或主張の意味や意義を考へようとしないのですかね。
問題を、全體から切離して、個別に「絶對的な價値」と云ふ觀點から吟味するのはいけない事だ、と私は言つてゐるのだが、なぜか世間の人間はその手の「個別主義」を愛好する。現代人は皆、分裂症患者なので、仕方がないのだらうが。
親切と善事とは、一致する概念か。
ネタ元:オゾンブリーズ
……イギリスの制度を片端から嘲笑するのが左翼知識人たちの義務となり、國歌が演奏される時に起立するのは、慈善箱から金錢を盜み取る事よりも恥づべき事と感じられるやうにさへなつた。その時彼等は愛國心と知性の乖離を當然の事とみなしてもゐたのだが、かういふ<直線的>思考の代償に思ひ至る事は、まづ無かつた。愛國心とか宗教といふやうな根柢的なものにひとたび背を向けると、人はその代替物を求めないわけにはいかなくなる、とオーウェルは言つたのである。『ジョージ・オーウェル 文學と政治』照屋佳男著・行人社
カーソルの配列は「逆Tの字」排列に限る。
VJE風のキーバインドでWXGを使つてゐるので、カーソルキーは「濫用」してゐます。
昔、PC DOS 6/Vのα版がDOS/V magazineに附いた時、himem.sysとemm386.exeをぶつこ拔いてDOS 5/Vに入れたッけ。
昔、OS/2 2.1のβ版がPC WAVEのおまけに附いた事があります。その後、OS/2 2.11のCSD（だつたつけ?)が出た時、OS/2 2.0βのファイルを書換へてCSDを無理矢理ぶち込んで、樂しんだものです。
自慢ではないが、私はメーカのサポートに電話をした事が一度も無い。
大學の卒業論文を書く際、T.S.エリオットの著作リストを作つた事があります。評論と詩の題名を年代順に並べた、飜譯とoriginalの對照表でしたが、データが行方不明なので公開出來ません。
或詩人の、最も良いだけでなく、最も個性的である部分は、過去の偉大な詩人たちがその不滅性をもつとも旺盛に發揮してゐる部分である
、とT.S.エリオットは言つてゐる。「傳統と個人的な才能」
2月24日に「新しい羽根がついた日」(篠原美也子)が發賣になつてゐたよ。氣附かなかつたよ。ごめんよ姐御。
「海の日」「敬老の日」も３連休に＝祝日法改正案提出へ−与党３党
一瞬「海老の日」が出來るのかと勘違ひした。
ネタ元:ys' memo.
祝日を廢止して、「毎月第一、第三月曜日は休日」とでも決めたらどうか知らん。
新kotobaseekのURIに對する反應は現在1件のみ。
未だに自稱21歳の人からの反應がないのは氣がかり。と言ふ程のものでもない。
英語というのは結構ずうずうしい言語でして、異国の言葉でも無理やり英語流の発音に直してしまいます。"Mach"（マッハ、物理学者／音速の単位）を「マック」と読んだり、"Steinbach"（シュタインバッハ、石川さん）を「スタインバック」と読んだりするのがそれ。"Michael"（ミカエル、熾天使の一人）を「マイケル」と読むに至っては、もうどうにでもしてくれって感じ。
日本語も結構圖々しい言語です。漢字の讀みは、漢人の發音を全部日本語流に直してしまつた物です。inkを「インキ」とやつたりしてゐるのも、「圖々しい」と言へば「圖々しい」事であります。
もつとも、いかなる言語でも、外來語を採入れる際には、言ひ易いやうに發音を變へるものです。當り前の事をわざわざ「圖々しい」と言はなければならないのかどうかは、疑問です。
ついでに言へば、かつて日本人は「は行」の音を「p」と發音してゐましたが、のち「f」と發音するやうになり、今では「h」と發音するやうになつてゐます。この事實に對して、「現代の日本人は過去の日本人に對して結構圖々しい」等と言ふ人はゐません。
まあ、「現代かなづかい」や「占領漢字」は「結構圖々しい」代物であるとは思ひますが。
106キーボードで育てられた一ユーザの意見。
CtrlがAの隣、Escが1の隣にあつたら、使ひにくくて仕方がないよ。
ちなみに私は、COMPAQ製のキーボードを愛用してゐます。中古で慥か1500圓だつたもの。當然106キーボードです。109キーボードなんて、人間の使ふべきものではありません。笑ひ。
掲示板１の質問への答 - 「〆切が切迫している。徹夜しないと間に合わないけど徹夜したくない。あとは神様におまかせして寝ちゃお」「交通事故や汚職や社会問題が急増している。でも放っておこう、人間のことは神様にまかせとけばいい」といった考えに対する一定の疑問。いまごろ、またぞろこんな説明を繰り返さなければいけないのも、自分の頭で考えず（すべて神様におまかせして？）本に書いてあることを絶対視する人が少なくないから？
自分の頭で考へず、「平和は絶對だ」と思ひ込んでゐるくせに、何を偉さうな口をきいてゐるのだらう。
松前の櫻をいつか見に行きたい。
自分が自閉的である事を自覺してゐるのなら良い。だが、自覺症状なき自閉症の患者が、現代社會には多數存在するやうであります。
Mozillaは畫像關係の修正やら何やらが開始された樣子。2001-03-27-22-trunkのNightly Buildは、畫像の表示がをかしくなつたり、アドレス欄のURIが正しく表示されなかつたり、妙に不安定だつたりします。HTML文書自體のレンダリングにも失敗したりするし。
それにしても、何でディレクトリ名がMtrunkからtrunkに變つたのだらう。
Pop or Dieにも、今囘の「論爭」に對する反應あり。
OGGI氏がなぜPiroさんにのみメールを送りつけたのかは謎。
「W3C信者」その他に關しては、Club FPEの日記でも採り上げられてゐます。
諭すようなやり方をすべき
だとPiroさんが考へるなら、Piroさんが實踐なさればよろしい。私にまでPiroさんのやり方を押付けないで下さい。
或は、諭すようなやり方をすべき
だと考へ、その考へを他人にも押付けたいと思ふがゆゑに、Piroさんは激しい口調で私の罵倒
を罵倒してゐるのではないですか。
3月28日附のPiroさんの文章は、Piroさんは自覺してゐないかも知れないが、極めて激しい口調のものとなつてゐます。ならば、Piroさんは、私の主張を、感情で納得出來ないのではなく、理屈で納得出來ないのであります。
「W3C信者」が皆が皆諭すようなやり方をす
るやうになつたら、「W3C信者の特徴」が變るだけです。各々が各々のやり方を自由に選べばよろしいのであります。その結果として、總體として何らかの傾向が生れるのならば、それはそれで結構ではないですか。
「CSSコミュニティ」關係者はまあ大體、理屈ッぽいと云ふよりは、率直であるのであつて、單純明快なHTMLや感情表現を好むものではないですか。屁理屈太郎氏のやうに、論理的に考へれば、理屈をつけるまでもないものに理屈をつけて、ごね(てみ)る人もゐますが。
苦言の域を超えて思うままに罵るのは、抑制が利いていないだけではないのですか？
と云ふのは、單なる言換へに過ぎません。なぜ抑制
をきかせなければならないのか、と問はれれば、再び功利的な理由で説明せざるを得ないでせう。
問題は、論者の決意にある。論者の覺悟にある。論者の態度にある。論者の態度に、讀者は感銘を受けたり、反感を覺えたりする。
本気で怒っていれば、感情を前面に押し出さねばならないのですか。本気なら、口汚く罵らねばならないのですか。本気なら、「いいとこどり」は許されないのですか。そうでないものは本気ではあり得ない、というか、曰く
商人の本気は本気とは認めないということでしょうか？ 僕はそれも本気だと考えています。
ねばならない
のではなくて、それが自然だ、と云ふだけの話です。許
す許
される、ではなくて、それは不可能である、と云ふだけの話です。感情は、must/mustn'tの話ではないのであります。
また、商人の本気
なるものは、存在しません。本氣になる主體は常に個人であり、商人
のやうな特定の立場の人間ではあり得ません。商人
だの何だのと云つた「自分の立場」を忘れてゐないのであるならば、その人は依然本気で怒って
はゐない。
或イデオロギーにとつて或言動が、「有利」であるか、「不利」であるか、と云つた議論、即ち「黨派戰略」に關する議論をするのは、私の好むところではありません。
F.Q.S.-Fortress of Quality System-
一見役に立つやうに見えるが、實は肝腎のところがわかつてゐないやうな氣が。
なんだこれあ?
各ページの表示の確認は、インターネットエクスプローラー5.5で確認しています。ネスケは4.0（ヨネスケ）以来IEとの見栄えの差が激しいため、確認をやめました。 現在は割り切って、IE（しかも4.0X以降）オンリーとしています。ネスケでは6.0xになっても、スタイルシートへの対応はIEほどではないようですしJavaScriptの実装も、未だIEのJScriptに遅れをとっているようです。
何か凄い事を言つてゐる。と云ふか、間違つてゐる。
Microsoft Internet Explorer 6 Public Preview
取敢へず、入れてみた。β版はインストールする事に意義がある。
ネタ元:お笑いパソコン日誌
Ｍ女史の遺したもの 悪意のない初心者が荒らしにならないために
馬鹿は「自分がこの世で一番偉い」と思つてゐる(事を、多くの場合、自覺してゐない)。
ネタ元:お笑いパソコン日誌
企業のサイトを作つてゐるのは多くの場合「下請」なので、制作者は「プロ意識」なんて持つちやゐません。「いつでもやめる用意の出來てゐる」アルバイトの人や、「契約を切られなければ良い」と云ふ程度の意識で仕事をしてゐる人が屡々「一流企業」のサイトを作つてゐるものです。依頼主の企業は、實はウェブサイト運營に興味を全然持つてゐなかつたりする。
悲しいけど、これが現實なのよね。
一年くらゐ前まで、Internet Explorerで皆、十分滿足してゐたのに、いまや「Internet ExplorerのCSS解釋は駄目駄目、殺す」と云つた論調の文章が目立つやうに。
駄目になつたのはブラウザだけではない譯で、OSも悉くどうしやうもない状況であるのですが、誰が惡いのですかねえ。
Mozillaが、起動してしばらくするとキーボード入力を全て無視するやうになる。早く直つて欲しい。
良薬口に苦しですか。僕が言い続けている（つもり）のは、苦すぎということなのですけど。ただでさえ苦い薬に更に苦味料（？）を加えて苦くしているのではないか、必要以上の苦味は毒でしかない、僕はそう考えてます。「馬鹿」と罵る「無禮」な人間よりも、御愛想笑ひの伴つた感情のない慇懃無禮な人間の方が、非人間的で嫌らしい、と私は思ふ。そして私は、非人間的な人間を憎む。
相手の感情を意図して逆撫でできるのも人間だ。それから、苦言の域を超えて思うままに罵るのは、抑制が利いていないだけではないのですか？ 僕には度々そう見えることがあるのですが。程度・必要を超えて攻撃することは確かに人間的ではありますけど。
抑制
をきかせた文章なるものを書いた文章家に、ろくな奴はゐません。悲しげな顏をして見せるのは僞善者だけです。
私は「詰らん大人」にだけはなりたくない。
本氣で何かを信じてゐるのなら、本氣で怒れ。
前の書き込みで書いた通り、私は Piro さんの意見を肯定しています。（この書き込みで書いている通り）私の考えと Piro さんの考えは対立するものではないと思っています。私は、私の考えを誰かに推奨しようなどとは微塵も思っていません（反論や批判は大歓迎ですが）。ご理解いただけますでしょうか。
と云ふ事は、屁理屈さんはPiroさんの意見も誰かに推奨しようなどとは微塵も思
はない、と云ふ事でせうか。
どうして自分の意見を他人に推奬しないのが、立派な事なのでせうか。自分の意見を他人に推奬しないのは、「自分の意見に自信がない」と言つてゐるも同然ではないですか。
見出しは見出しであるが故に目立つやうにすべきであると考へます。
見出しが重要であるのかどうかは知りません。新聞などの見出しは大概、アイキャッチ以上のものではありません。
なんだこの記事は。
イスラムとは、「人間のすべてのことを神にまかせ、従（したが）う」という意味→それは Islam という単語の意味であって、イスラム教の考え方では、あるまい。そんなロジックじゃ、「Hotoke とは死体という意味であり、仏教徒は Hotoke の像を拝みます」なんてワケワカメの解説（論理的には間違ってない……）だって書けちゃうぞい。「無批判に与えられた教えに従うのでなく、自由意思を持つ知性体が、個人の内なる法則にしたがって自由に判断し、個々のおしえについて、受け入れ、あるいは、受け入れない」のがこんにちの宗教観でしょう。――あなたがた（読め売れ新聞の記事の記者と画家。以下、同じ）は、ギリシャ文化、ラテン文化、西欧キリスト教文化とならぶ人類の貴重な財産、イスラム文化、アラビア文化をなんだと思っているのか。ヨーロッパが長い長い中世のプラトーにあったとき、ギリシャ、ラテンの文化、ホメーロス、天文学、数学……をもくもくと継承発展させ今にまで伝えてくれたのは、だれだと思っている。星の名前「アル・タイル」、化学用語「アル・カリ」などにアラビア語が入っているのは、なぜか。わたしたちがこんにちでもイーリアスを歌うことができるのは、だれのおかげか。
イスラムとは、「人間のすべてのことを神にまかせ、従（したが）う」という意味と云ふ記述自體は、間違つてゐません。それが
イスラム教の考え方であるのも間違ひではありません。
かれら(イスラム教徒)にとつて、時は過去・現在・未來とが因果關係によつて固定されない。一瞬一瞬が神の創造にかかつてゐる。この一瞬とつぎの一瞬とは、つながらない。過去のできごとによつて、現在がしばられるわけではなく、未來は神の領域に屬する。未來について語るときには常に『イン・シャー・アッラー(神の意思あらば)』といふ語句がつけ加へられる。どんな約束もちやんと守り、近代西歐のものさしからもたいへん信頼できるといはへる科學者などでも、かれがムスリム(イスラム教徒)ならば未來にかかはることをいふときには當然のこととしてイン・シャー・アッラーが入つてくる。『イスラームの日常世界』(片倉もとこ著・岩波新書)/『歴史とはなにか』(岡田英弘著)より孫引き
Hotoke とは死体という意味であり、仏教徒は Hotoke の像を拝みます、と云ふ記述は、そもそもHotokeの意味を正しく捉へてゐないから、論理的に間違つてゐると言へる。Hotokeは本來「佛像」の意。
「ホト」は「佛」の呉音以前の古い中國語音を日本語風に寫したもの。「ケ」は接尾語ゲの古形。目に見える形の意。從つてホトケは佛の形、佛像の意が原義と思はれる。『岩波古語辭典』即ち、「佛とは佛像の意味であり、佛教徒は佛像を拜みます」と云ふ解説は可能ですし、それは必ずしも間違ひではありません。
無批判に与えられた教えに従うのでなく、自由意思を持つ知性体が、個人の内なる法則にしたがって自由に判断し、個々のおしえについて、受け入れ、あるいは、受け入れない」のがこんにちの宗教観でしょう。と云ふ定義は、恣意的なもので、絶對的な眞理とは言へません。宗教は本質的に保守的で反近代的なものであります。或は、「自由」と云ふ概念自體がキリスト教に基いてゐる事を筆者は意識してゐません。
妖精現実 フェアリアルの筆者は、イデオロギー的偏向に基いて世間を斬り捲る前に、常識的な知識を勉強すべきである。
大體、わらた
だの、ワケワカメ
だの、読め売れ新聞
だの、と、日本語を何で平氣で破壞するのか。或は、なぜ略字略かなを用ゐるのか。日本語は日本人の貴重な財産
だらうに。人に説教出來る立場か。
しかしまあ、この手の變な言葉遣ひを愛用する左翼が、同じやうに變な言ひ方を好んで用ゐる小林よしのりを嫌つてゐると云ふのは、滑稽な事實である。私見だが、右翼と左翼が反目し合つてゐるのは、近親憎惡なのではないか。
一部で、kotobaseekのコメントが詰らんとの評判。
今やつてゐる仕事の癖が無意識のうちに出て、欝。
本が届きました。ありがたうございます。
昔から言うじゃないですか、良薬口に苦しって。結局指摘することもこれと同じだと思うんですよね。それをどう聞き入れるかは相手しだいなんですが、せっかくの指摘なんですから、その真意を読みとって考えてみるのも良いんじゃないかと。どうでもよければ、わざわざ指摘なんてしてもらえないでしょうし。Webを含めて全てのことに当てはまると思いますけど。
と云ふ譯で、「時の氏神」出現。
言葉は電光のやうに傳はるものであつて、「馬鹿」と言はれても傳はる人には傳はるのであり、宥めすかして諭すやうに言はれても聞入れない人は聞入れないものです。
ならば、戰略だの戰術だのと云つた「小手先の技術」は不要なのであり、物書きは宣長の言つたやうに「きつとして」ゐさへすれば良いのであります。
それから、「自分はかう云ふ人間なので、自然と何うかうしてしまふ」と云つた、自分を決めつけるやうな言ひ方を、私は好みません。「自分は斯く斯く然々の人間なので、かう云ふ態度を採らうと努力する」と云ふ決意を表明するのは好ましいと思ひますが。
自分に向けられた批判文の結びの言葉が馬鹿であれば、そこまでの批判がどれだけ的確でも あぁこいつはとにかく難癖付けて俺を叩きのめしたいだけなんだな と感じてそれ以上の意志疎通をこちらからも図ろうとかそういう気持ちが瞬間的に萎える、それは僕やOGGIさんに限った特別なケースではない。
特別なケースではない
のかどうかは知らないが、一般的だらうが何だらうが、それが正しい態度であるとは限らない。
或は、賣られた喧嘩を買はないのが關西人なのでせうか。江戸ッ子ならば、賣られた喧嘩は買ふものですが。そして、「關西人の流儀」が今や日本人一般の流儀と化してゐるのでせうか。慥かに關西の嫌らしい商人の根性が、最早日本全體を蔽つてしまつたやうな雰圍氣はありますがね。
あと、不精者 はせいぜい自虐のつもりだったのですが。
私は私小説の「自虐」が嫌ひで嫌ひでたまらないタイプの「日本人」なので。>Piroさん
「馬鹿」と罵る「無禮」な人間よりも、御愛想笑ひの伴つた感情のない慇懃無禮な人間の方が、非人間的で嫌らしい、と私は思ふ。そして私は、非人間的な人間を憎む。
ActiveWin.com: Support Center - Microsoft Discontinued Product Support List
まあ、メーカが「サポート終了」と言つたところで、ごねるユーザはごね捲るんでせうが。
と云ふか、かう云ふテーブルの使ひ方はやめて呉れ。Obsolete Productと、Discontinue Dateの對應が、見づらくてかなはない。
ネタ元:お笑いパソコン日記
似而非正字正かなサイトを斬る。
メインらしゐ
書きたひ時に誰でも書ける日記です
あと、WINの方はキャッシュをクリアしないと新規記事が出なゐ場合があります
メインのほうでは、ヘンなコンテンツ目白押し！にしたゐけど…(何
ここではなんつうか自分的に役立つ小技をメモつてをきます。モチロン自分に便利なようにコピペできるようにしてをきます。なを、こちらで扱つているものは、見栄えは良くなりますが、ウザいとおもはれることもしばしばですので、使いすぎないやうに気をつけませう。
フレヱムで表示されないので、ブラウザのソウス表示でみませふ。
まだまだ甘い。
LiteStepは輕いねえ。
HTML文書の動作確認をする人がゐるらしい。
Wind Report 3月25日附の日記に、とほほのWWW入門批判が。
日記のidが間違つてゐますけれども。
埴輪、引き目鉤鼻、と云つた傳統があるから、日本人は顏文字を平然と受容れるのではないだらうか。
眼鏡を使用してゐる人へ。
たまにはレンズを拭きませう。
『秀十郎夜話』(冨山房百科文庫)讀了。
『氣違ひ部落周游紀行』に比べれば落ちるが、日本の傳統的な庶民の氣質を知る上で、參考になる書物である。
……ええええ、それあもう、これでも結構苦勞しますよ。私なんざもともと呑み込みの惡いはうだつたから、大將(初代吉右衞門)の黒衣をつとめるやうになつた初めなんてものは、年ぢゆう滓の喰ひ通しでした。毎日朝から版まで「馬鹿野郎」だの「間拔け」だの、のべつ幕なし。いつたい一日にいくつ怒鳴られるかと思つて、數へてみたこともありましたよ。ところが、とつても數へきれやしない。ひでえ時はあなた、「馬鹿々々馬鹿々々」つて、まるで機關銃でさあ。それでもねえ、滓を喰ふくらゐならまだしもで、昔の役者には黒衣のすることが氣に入らないと、芝居なんかそつちのけにして、いきなり後を向いてぶん毆つちまつたりする人もあつたものです。「黒衣」『秀十郎夜話』6ページ
附言すると、「筋が違ふ」とか、「筋が通らぬ」とかいふ言葉は、この(歌舞伎の)世界の誰でもが、事あるごとに持ち出す常用語なのだが、たいていの場合小さな筋を通すために、もつと大きな筋が、全く通つてゐない場合が多いやうだ。たとへばここで小野川が「筋が違ふ」と言つてゐるのは、「自分を通さずに事を進めたのがけしからん」といふ意味なのだが、その小野川はこれらのことに關しては、全く支配人を通さうとしないのである。「秀十郎夜話」『秀十郎夜話』304ページ
唐突ですが… 投稿者：まへかは 投稿日： 3月22日(木)03時33分05秒
まへかはです。
唐突ですが「言葉 言葉 言葉」内の松原正著『戰爭は無くならない』の表記が、みんな『戰爭はなくならない』になつてゐるやうです。とりあへず直した方がいいのではと思ひ書いてみました。
デッドリンク報告 投稿者：Nisino Tatami 投稿日： 3月24日(土)01時45分15秒
言葉 言葉 言葉コンテンツ表内のPC Tipsのリンク先がNot foundとなっています。
リンク集 投稿者：Makoto 投稿日： 3月25日(日)01時35分22秒
リンク集の格闘技のジャンルの中、I.K.O 極真会館（緑派）のURLが変わっています。独自ドメインを取ったみたいで。
反論出來ない御指摘許りなので、素直に訂正してゐます。
傷を舐め合ふ道化芝居。
傳説巨神イデオン・エンディングテーマ
馴れ合ひだけが「コミュニケーション」かね。
罵り合ひは「コミュニケーション」ではないのかね。
論爭が嫌ひなのは、そいつが怠け者だからである。
「馬鹿」と罵られて、すつこむやうな奴は、最初から物を言ふな。
自分が怠け者であるのを誇る奴は、わざわざ生きてゐる必要はない。或は、生きていく事は大變に面倒な事であり、さう云ふ面倒な事を囘避もせずに平氣でゐる「勤勉」な人間が、「俺は怠け者だ」と言つて威張るのは、をかしな事だ。人は、生きてゐる限り、怠け者ではゐられない。或は、怠惰をテーゼとして生きる事は許されない。
人間がどんなに怠けようとしても、心臟は死ぬまで働き續ける。
古い話を持ち出すと、とりあえずOGGI氏（去華就実 元オーナー）は、馬鹿云々の記述から「野嵜さんには対話の意図がない」と思われた（というか、ばっさり斬り捨ててそれで終わり、という態度に見えたそうです）が故に、僕にだけコンタクトを取られたそうで。そんな些細なことで──と思いもしたけど、改めて考えてみれば自分も相手の話を言葉尻から読む方なので、こりゃ他人事とも言えないなと思い直し、以来一層そこら辺のことを気にするようになったのです。言う時も、言い返す時も。言葉尻のせいだけで見切りを付けられ逃げられちゃたまらんわ、と。
だから、「自己申告」は當てにならないんですッて。
人は多くの場合、自分の態度を相手に投影するものです。OGGI氏が私に対話の意図がない
と見たのは、OGGI氏が私と對話しようとする意圖を持つてゐなかつたからに決つてゐます。
推測ですが、私に反論出來ないから、OGGI氏は「與し易さう」なPiro氏にだけ、抗議をしたのではないですか。私は、HTMLの規格を重視する立場も尊重しているつもりですし、ブラウザの互換や実際の表示結果を重視する立場も尊重しているつもりです。
などと中途半端な事を言ふOGGI氏が、「はつきりものを言ふ」私よりも、やつぱり自分と同じやうに中途半端な態度を屡々採るPiro氏に「親近感」を覺えるのは當然です。
OGGI氏もPiro氏も、自分を卑下して見せて、相手を不快にさせる「戰術」に長けてゐますから、氣が合つたのでせう。
昨日、ANIMAX@CATVの「ナースエンジェルりりかＳＯＳ」をちらと觀てから寢たら、夢の中にりりかが出て來て御手當して呉れました。良い夢なのか惡い夢なのか、わからん。と云ふか、私もフロイドに忠實ですな。
dreamには「睡眠中に見る夢」と「希望・理想」の二つの意味がありますが、日本語の「夢」には本來、前者の意味と「果敢ない、不確かなもの」と云ふ意味としかありません。日本語の「夢」はもともと、餘り良くない意味の語でした。
「夢」と「謹/努」の「ゆめ」は、別の語。
『岩波國語辭典』に、「ゆめ疑ふ勿れ」の「ゆめ(努)」は、「忌む」の古語「ゆむ」の命令形から
きたものだ、と云ふ説明がある。
『岩波古語辭典』には、「ゆめ(謹/努)」は動詞「ゆみ(忌)」の命令形からとする説があるが、それならばyumeの音でなければならない。萬葉集にはyumëの音の假名が使つてあるから、その考へは成立困難。
とある。
久々にkotobaseekのメンテナンス。良く知らないジャンルのリンク集を作るのは、結構勉強になります。
PCの世界で「デフレスパイラル」は常識です。別名「價格破壞」。いまだに物價が上昇し續けてゐるのは、書籍の世界だけではないですか。
「２」にリンクを張るのは初めて。
まだ別のどこかで搖れさう。
海の向うでは「日記者」の事を「Diarist」と稱するやうである。
戦争というのはつまるところ殺人行為なのであって 善悪を論じること自体が、まったくばかげたことだ。
殺人行爲の善惡を論じる事が、どうして馬鹿げてゐるのだらうか。『罪と罰』の價値を否定するやうな發言はやめて貰ひたい。
企業の「謝罪」が、本氣の謝罪だと思ふ馬鹿。
ミルクチャンなんて、面白いか？
私も、禪なんて大した物ではない、と思ふ。
と云ふか、佛教大嫌ひ。
今のMozillaくんは、しばらく使つてゐると、キーボードからの入力を全く受付けなくなつてしまひます。この不具合は、早いところ直つて呉れるとありがたいですね。
僕には、野嵜さんの書かれていた批判が対話に繋がるものとは思えなかったのですが。というか相手を追いつめる（あるいははねのける）ためのものと感じたので、それならばやるところまでやりゃあいいんじゃないのかと思い、前述のような話の方向性でまとめたんですけど。
確かに過去のあれこれの記憶を辿ってみると、「真意（ここでは、対話を求めているという意図）を読みとれない阿呆」はえして自滅して、そうでない人とはコミュニケーションが持続しているようでしたね。ということは、あれですか、批判によって相手の程度を量っていたということなのでしょうか。だとしたら全面的に納得で、僕は相手の真意を読みとれない阿呆であることを自覚できて大収穫だったということでこの件をクローズするところなのですが。
というか僕は今の今まで、相手を口汚く詰り罵るのは相手を叩き潰す（又は、相手をたきつけて単調になった議論を再び活性化させる）ためで、穏やかに接するのは当初の相手との険悪でない関係を維持して議論を円滑に続けるためだ、相手の論のおかしな所を指摘し議論の発展を促す場合も険悪にならぬよう穏やかに批判するものだ、と頭から思い込んでいたもので。その固定観念故に以上のような大カンチガイをやらかしたのでしょう。OGGI氏の件といい屁理屈氏の件といい（いや、これはそうでもないか……）、益々僕のアレさ加減が浮き彫りになったって感じで。
そもそも私の「批評」には、相手を追いつめる
と云ふ意圖がありません。ただ、論理的にどう考へてもをかしい處、誰が見ても變な處を咎め立てするので、相手が全く反論出來なくなるだけです。
或は、私には「戰略」だの「戰術」だのと云つた發想がありません。私は、間違つてゐる事を單純に「間違つてゐる」と明言してゐるだけです。
氣性の問題ですよ。
『慶應三年生れ 七人の旋毛曲り』(坪内祐三著・サイン入り)を、東京堂書店で買つた。
中小企業の經營者にもろくな奴がゐない。
投資會社の社長は、「社長」を名乘つてゐても、所詮は山師。
このところ株價が(大筋で)値下がりし續けてゐるが、株屋にろくな奴はゐないな。當り前か。
J-COM(と云ふか、@NetHome)のWWWサーヴァが重い(遲い)。殺す。
お笑いパソコン日誌經由。
ISO-HTML。
Mozilla 0.8.1でちやんと閲覽出來る「ページ」を登録するな、とか、DOCTYPE宣言するな、とか言ひたくなつた。
ユーザスタイルシートを使へば、日記の日付
の文字の大きさと本文の文字の大きさとは同じになります。と云ふか、わざわざ大きな文字を使う
事の意味は重要
と云ふ事ですか。big要素の意味は重要
と云ふ事になりますか。なりませんね。
それにしても、あの人がわざわざ見出し文字と本文の文字
を同じにしてゐるのは、本人の思想に基いて推測するならば、きつとその見出しが重要でないからに違ひない。あの人は、自分の文章の見出しは重要でないと言つてゐるのだ。さうに違ひない。さうでなければ、理屈に合はない。アンチテーゼ
云々は、絶對に冗談である。あの人は、眞劍に物事を考へない人だからだ。
ちなみに私の別名はあの人
です。これは定説です。
「メールする」がつづまつて「メーる」と言ふ人がゐるやうだが、その手の人は「困憊する」を「困憊る」とでも言ふのだらうか。
諭すようなやり方をすべきという考えが
当たり前だというのは、頻繁に語られる理想論である（が故に、改めて理想論と言い直すほどでもない）という意味。外面と中身は関係ないというのは、いくら礼儀正しく振る舞おうとも悪は悪であるし、いくら粗暴でも正義は正義であるという話。で、中身が正しいかどうかとその外面が受け入れられやすいかどうかは別問題。中身は正しく、外面は受け入れられやすく、このように二つ揃った姿が（少なくとも自分にとっては）理想だと申し上げているのです。僕が
受け入れられやすいやり方と表現しているものを猫撫で聲と言われるのは心外ですね。僕が言いたいのは、批判されても反論できないから批判を封じてしまおうとする、ならばその批判封じをこちらから封じてしまえということです。そうすれば彼らには、自分の過ちを正当化して自分の名誉を守り、こちらの考えを理解せずに一方的に罵って離れていくという、一見正論に見えてその実とても卑怯な逃げ方をとるという選択肢がなくなる。そうして相手の逃げ道を全て塞いでこそ、正面から正論で押し潰しねじ伏せるやり方は有効に機能するのです。
頻繁に語られる事が必ずしも眞實である譯ではない、と云ふ反論は有效ですか。
信念（中心）と財と、そのどっちが自分が生きていく上で重要（有効）か、と云つた形で「要約」されたのも、私にしてみれば
心外であつた、と言へます。
相手の逃げ道を全て塞ぐやり方は、Piro氏が、いみじくもコメントアウトした部分に書いてゐるやうに、相手を追込み、
逆ギレに導く事が屡々あります。
私が批判と云ふ手段を用ゐるのは、相手の反論を豫期或は期待しての事であります。私は、相手を説伏する事ではなく、相手と對話する事を求めてゐるのであります。
私は批評的な手段を採つてゐるのであり、「信者」のやうな態度を採らうとしてゐるのではありません。一方、Piroさんは、相手に「W3Cの思想」を受け入れ
させる事を狙ひとしてをり、寧ろ私よりも「信者」らしい態度を採つてゐると言へます。正面から正論で押し潰しねじ伏せるやり方
は、有効
であればある程、いかにも「信者」のやりさうな事となるのであります。
私は自由主義の立場を採ります。言論に自由があり、思想に自由があるのならば、多樣な思想が存在し、複數の對立する立場の論者による言論が衝突する論爭は、自由社會に於て望ましいものであると言へます。
民主主義は全體主義に對して脆弱な部分を持ちます。自由主義者は、運命論者のやうな確信を持ちません。
それでも、自由主義や民主主義を選んだからには、日本人は自由や民主的な態度を學ばなければなりません。
ネットが普及して情報もモノも行き渡りやすくなるのはいいことばかりじゃない。ネット普及の弊害のひとつが素人ダフ屋の繁盛じゃないかと思います。…あと素人詐欺師も。
インターネット普及の弊害で一番惡い事は、素人が大きな顏をするやうになつた事であります。
……柳田(國男)は「魂のゆくへ」と題する短文にかう書いてゐる。
日本を圍繞したさまざまの民族でも、死ねば途方もなく遠い遠い處へ、旅立つてしまふといふ思想が、精粗幾通りもの形をもつて、おほよそは行きわたつてゐる。ひとりかういふ中においてこの島々にのみ、死んでも死んでも同じ國土を離れず、しかも故郷の山の高みから、長く子孫の生業を見守り、その繁榮と勤勉とを顧念してゐるものと考へ出したことは、いつの世の文化の所産であるかは知らず、限りもなくなつかしいことである。それが誤つたる思想であるかどうか、信じてよいかどうかはこれからの人がきめてよい。
これもまた中途半端で弱々しい文章である。傳統とは
あらゆる階級のうち最も日の目を見ぬ階級、われらが祖先に投票權を與へる事だとG・K・チェスタトンは云つたが、先祖傳來の思想が誤つてゐるかどうかをこれからの人が決めるといふ事は先祖に投票權を與へぬ事である。土臺、祖霊が山頂から子孫の生業を見守るといふ思想の正誤を論ふとは全くのナンセンスだが、そのナンセンスもさる事ながら、柳田のやうにへつぴり腰で先祖の話をし、限りもなくなつかしいとて懷舊の念に浸るだけではこれからの人は洟も引掛けまい。柳田に限つた事ではないが、我が國の古い人は常にこれからの人の鼻息を窺ふ。それは詰り「保守」が「革新」に對して弱腰の態度しか採れないといふ事で、それならこの國に保守が存在し得る道理が無い。先祖の流儀に自信の持てない保守などといふ化物が存在する筈は無い。戰後この國に存在したのも保守ではなくて「親米」であり、「革新」とは「親ソ親中」であつた。そして米ソの冷戰終結後は反米の保守が幅を利かせるやうになつた、さういふ事に過ぎない。「保守とは何か」(連載第十二囘)松原正著
優しく言つて聞かせる教師と、嚴しい態度を採る教師と、どちらを生徒は信用するものでせうか。
人は自信を持つて語る人物の言葉に耳を傾け、猫撫で聲の人物には警戒するものです。諫め
、諭す
やうな言ひ方をするのが當座、有効
であつたとしても、のちのち、誤りに對する激しい批判の方が有効
であつた、と云ふ事も有り得るのではないですか。
「アンチW3C信者」が「『W3C信者』は他人を攻撃して許りゐる」と言ふのは、要は「批判されると反論出來ないから、豫め批判を封じてしまへ」と云ふ事です。我々(誰)は、さう云ふ敵の戦術
に乘せられてはなりません。
反撥を招きたくない、と云ふのは惰弱の徒の言ふ臺詞です。
それもまた事実であり、 見逃し を常に肯定するつもりもないのですが、ものは言い様だという点だけは強調しておきたく。表面的に軟化すれば本質的にも堕落するかというと、必ずしもそうではないでしょう。詰るよりは諫めるように、諭すように。そういう解を（ポーズであれ何であれ）探すことがこのケースにおいて誤りであり否定されるべきだとは、僕は思いません。って、何当たり前のことを偉ぶってんだろうね自分……
何處が当たり前のこと
なのですか。他人の誤りを詰り、馬鹿にし、頭ごなしに罵る方が、人間社會では當り前の事ではないですか。詰るよりは諫めるように、諭すように
言ふのが当たり前
だと思つたら、大間違ひです。それは單なる甘えです。
あと、必ず小数の実名が大多数の匿名よりも正義に近い、とも思いません。礼儀がなってるか否か、堂々としているか卑怯か、それはわかるけど、やってることの中身とは本質的には関係ない。僕はそう思う。やってることの中身の善悪は主観によって変わるけど。
礼儀がなってるか否か、堂々としているか卑怯か、それはわかるけど、やってることの中身とは本質的には関係ない
、と本氣で思つてゐるのなら、詰るよりは諫めるように、諭すように
、なんて主張は出來ない筈です。しかし、それが出來るとPiro氏は思つてゐる。
ものの言ひ方は本質的には関係ない
と云ふ考へ方と、ものは言い様
であると云ふ考へ方とは、兩立しないのではないですか。
自分の勘違ひに基いて愚論をでつち上げ、それを否定する事で自分の考へが正しいと主張するのは、やめてほしいものです。2000.11.27
私は「信念か、人脈か」と言つた覺えはありません。
自分の理念が自分を形成する中心にあるとすれば、人脈だとか知り合いだとかそういうのは、知識や技能と一緒にそのまわりにくっついている貯金みたいなもんだ。体で言えば脂肪細胞。これまでの人生で集めた、自分にとっての財であり、それらをひっくるめた総体が自分。この一個の肉体だけが自分なのではない。
信念（中心）と財と、そのどっちが自分が生きていく上で重要（有効）かは人それぞれだ。強い信念があるなら、財なしでも自分を保てるだろう。信念が貧弱だと、財に頼って生きていくしかない。精神的にも、物理的にも。僕には、全ての財を失って中心の理念・信念だけになったとして、そこから再び財を築き直せる自信はない。あるいは、中心が腐っているなら、財を築き直せるはずがない。全て失ったら即破滅だ。やり直せない。だから僕は、今ある財にしがみついて生きることを選んだ。その顕れのひとつが和なのだ。そうに違いない。いや、そうなのだ。
まあ、私の言ひ方も拙かつたやうでありますね。
ところで、日本人は和を重んずる民族だとよく言はれる。が、今や日本人は許し合ひを重んずるのである。『續・暖簾に腕押し』「序に代へて」松原正著・地球社
逆接の接続詞が
が出て來ると、その後の文章に筆者の意圖は現れる。即ちここでは、和
が問題なのではなく、許し合ひ
が問題なのであります。
信念（中心）と財と、そのどっちが自分が生きていく上で重要（有効）かは人それぞれだ。
信念
と云ふ語と中心
と云ふ語との關係は何ですか。重要
と云ふ語と有効
と云ふ語との關係は何ですか。安易に異る概念を結びつけないで下さい。
かう云ふ「短絡思考」はやめませう。Piro氏には、この手の安直なものの考へ方をする癖があります。
しかしまあ、どうして今の日本人は、「個」とか「公」とか、「和」とか「財」だとか、漢字一文字で何でも表現しようとするのですかね。本人は象徴的なものの言ひ方をしてゐる積りなのでせうが、事實は曖昧なものの言ひ方となつてしまつてゐるだけなので、かう云ふ議論をしてゐる限り、そこから論理的に妥當な結論は絶對に引出せません。
憑かれました。もとひ、疲れました。