闇黒日記

2000.9.15

昔の月曜評論の總目録を作らうと思ひつゝ、實行出來てゐません。

でも、「別館」、閲覽者が少いし。

2000.9.15

Mozillaの新しいNightly Buildはすつかり安定。メインのuaをIEからMozillaに切換へた。勿論幾つか不具合はあるが、常用可能レヴェル。

等と書いてサーヴァに置き、Mozillaで見ようとしたら、落ちやがんの。

2000.9.14

「現行憲法には戰爭抛棄、平和主義が謳はれてゐる、だから自衞權を認めろとか、軍隊を持てとか、憲法第9條改正だとか云ふ意見を持つのは間違つてゐる」と主張する人間は、自分が「明治憲法は言論・思想の自由を保證してゐなかつた、だから言論彈壓は正しかつたのであり、思想の統制が行なはれたのは當り前であり、非國民が村八分の目に遭つたのは當り前なのだ」と主張してゐるのも同然である事に氣附いてゐない。

實際、その手の人間は屡々、保守派や右翼ッぽい人間に嫌がらせをするのは良い事だと思ひ込んでゐるものである。軍國主義に阿つて「非國民」を糾彈した人間が、民主主義に阿つて「皇國史觀」を糾彈して見せるのである。人間とは嫌なものである。

2000.9.13

zdnnの記事によると、IEのシェアは86%、NNのシェアは33%、なのださうであります。

全面的にcss依存のサイトを作つても、問題ナシ。「アンチスタイルシート派」の主張は最早現實の前に通用しません。

2000.9.13

燒き損じたCD-Rの活用法については、CD-R表と裏が參考になるかと。うちでは1枚、コースターとして第二の人生を送つてゐる奴があります。もつとも、第一の人生が存在しないにもかかはらず、第二の人生と言つて良いのかどうかは不明。

2000.9.12

一部で知られるNo_Zなる「ハンドル名」は今後、完全に破毀いたします。どこへ行つても野嵜で通します。或は、No_Zではないと云ふ事を強調する爲に「TNN(TNN's not No_Z)」と名乘るかも知れません。

2000.9.12

私は、心理的な「合理化」なるものに興味がない。ただ、論理的な一貫性のみを求めるのである。人間は論理的な一貫性を志向する存在である。

歴史が人間の活動によるものなら、歴史の培つたものは、一見非論理的に見えても、必ず論理的な一貫性を持つ――それは私の信念である。近代人が「合理的」な表記を作らうとしても、歴史的に作り上げられた表記體系ほどに合理的なものを作り上げられる筈がない。

2000.9.12

しかしまあ、連中、ローマ字による表記が自然なものになるのは時間がかかる、と主張するくせに、なぜ、コンピュータが日本語を自然に處理出來るやうになるのは時間がかかる、と言はないのだらうか。答はわかり切つてゐる――彼等はイデオロギーに目が曇らされてゐるから、自分に都合の惡い事實を精神が拒否するのだ。

2000.9.12

平成日本語ローマ字論を讀む。殆どの主張を「假名遣Q&A」で論破してしまつてゐるのに、我ながら驚く。

「平成日本語ローマ字論」は漢字を攻撃してゐますが、悉く本末轉倒です。

「文字数がおおい」「画数がおおい(かたちが複雑)」「よみかた・かきかたが一定しない(複数の音・訓、おくりがなのゆれ、漢字でかくかどうかなど)」と云つた點が「まずいところ」だと、筆者は主張。しかし、それらはいづれも「まずい」と私は感じません。却つて、ローマ字に比べて漢字が自由度の高い事を示す漢字の特長であると思ひます。

假名に關しては、「1バイトに收まらない」と云ふ理由で攻撃されてゐる。筆者はいつの時代のPCを使つてゐるのだらうか。剩へ、カナ文字は日本でしかつかわれていない文字です。国際化社会のコンピューター・ネットワーク上における諸外国との情報戦で対等にわたりあいたいなら、ローマ字をつかうべきです。なる「脅迫」めいた言辭も飛出す。母國語を粗末にし、他人に阿る態度が、諸外國とのつき合ひで通用すると思つたら、大間違ひであります。自國の文化を輕んずる人間は、他國の文化も輕んずる、と解釋されるのが現實です。

そもそも、ローマ字文は、慣れれば讀み易くなると云ふ類のものではありません。膠着語である日本語にとつて「わかちがき」は「不自然で不合理」です。ローマ字表記では、母音が斷續的に出現するので、語の形に變化が乏しく、個々の語が認識しづらくなつてしまふ。日本人は用言・體言と云つた「詞」と、助詞・助動詞・活用語尾と云つた「辭」とを殆ど無意識のうちに區別・認識するが、ローマ字文は詞と辭の區別が附け難い爲、日本人にとつて非常に讀みづらいものとなります。

さらに、具體的な發音に依存する爲、ローマ字文は單純に統一出來ません。ローマ字主義者は、漢字假字交じりの表記に統一性のない事を攻撃するものの、ローマ字を統一出來ないディレンマに惱まされる。下手に表記を統一すると、發音をも統一してしまふ。これは、表記は統一されなくとも良い、と云ふのが眞實である證據なのだが、ローマ字主義者は眞實を受容れずに惱み續ける。馬鹿である。

しかし、ローマ字主義者もふざけるのが好きである。

さて、最後にもうしあげたいことは、わたしは「日本語の表記をローマ字化せよ」と主張しているわけではない、ということです。わたしが主張したいことは、つぎのようなことをのぞむなら日本語の表記をローマ字化するしかない、ということです。

命令ではないが、脅迫であります。どちらかと云ふと、命令よりも脅迫の方が質が惡い。

その「つぎのようなこと」がまたふざけてゐるのだが、好い加減長くなつたので引用しない。「ローマ字は良いものである」と云ふ定義をしておいて、「ローマ字にしないのは良くない事である」と主張しても仕方がない、とだけ言つておく。

表音主義者よ。理念に合はせて眞實をねぢ曲げようとするのはやめて貰へないか。眞實が明かになつたら、理念を抛棄する勇氣を持ち給へ。

2000.9.12

正かな表記の「規範」作りに高崎さんや市川さんが手子摺つてをられますが、ローマ字文の手引きなども參考になさつては?

ちなみに、私ならば、こんな風に「正かなづかひ」の指針を作りますね。

日本語の「コアプロパティ」として假名遣を守るべきなのは「辭」。なんでもかでも一緒くたにして「規範」とするのは無理であります。

2000.9.11

PC Tipsにて、前代未聞の言語過程説に基くhtml入門を公開。

なほ、PC Tipsは近日中に移轉します。Tripodのディレクトリサーヴィスによつて出來るhttp://no_z.tripod.co.jp/なるuriが命名規則に違反してゐる爲であります。Tripodに登録する時には、http://members.tripod.co.jp/No_Z/になるから氣にしてゐなかつたのですが。

URL占ひで、http://members.tripod.co.jp/No_Z/よりもhttp://no_z.tripod.co.jp/の方が結果が良いので、問題があつてもhttp://no_z.tripod.co.jp/を使ひたいのではありますが――このuriではWinProxyで接續出來ないし、「言葉」のトップページがW3Cのhtml validatorに文句を言はれるし。

2000.9.11

iNTERNET magazine1998年11月號にある「さらば<FONT>タグ ホームページスタイルシート化作戰」と云ふ特集記事は、現在見ても全く古びてゐない優れた記事。

「スタイルシート對應のブラウザーが8割に」。

……と云ふ惹き句が、記事のトップを飾つてゐる。1998年9月3日〜5日の間にインターネットマガジンのサイトを閲覽するのに使はれたuaを調査したところ、IE3/4とNN4のシェアが85%を越えてゐたさうである。古いバージョンのブラウザーを考慮して、スタイルシートを使ふことを今までためらつてゐた人も多いだらう。しかし、この結果を見ると、スタイルシートを活用したページ作りがやうやく實用段階に入つたと言へると云ふ「結論」が書かれてゐる。

實際にはNN4のcss對應が急場凌ぎのものでしかなかった爲に、現場に混亂を惹起したのだが。

それはともかく、この特集記事をざつと眺めてみよう。

文書型定義宣言の解説がすつぽり拔けてゐると云ふ問題があるものの、ページ數を考へれば止むを得ぬ所。かつてPC雜誌でこれほど説得力のあるスタイルシートの記事が掲載された事はなかったし、今後もないであらうと思はれる。

すみけんたろう氏の『スタイルシートWebデザイン』や鳩丸がスタイルシート普及に關しては高く評價されてゐるが、私はこのiNTERNET magazineの記事に一番影響を受けてゐる。と云ふか、たつた10ページの中でスタイルシートの基礎から應用まで全部紹介してしまつた無署名の筆者はとんでもない人物だ。誰なのだらう。

同じ號の連載「HTML TIPS & TRICKS」にある「見出しを飾る」技の記事がスタイルシートのテクニック紹介。IE4とNN4で見出しを同じやうに表示させる爲、background-colorとcolorのほかに「border-style:none; border-width:1; margin-left:0px;」を記述する、と云ふ「テクニック」が解説されてゐる。同時に、スタイルシート系のサイトでよく見る鉤形の飾りの附け方も解説されてゐる。

iNTERNET magazine 1998年11月號の特集は時代を先取りしてゐたと言へよう。「HTML TIPS & TRICKS」と併せれば、現在でも最良の「スタイルシート入門」である。これ一册あれば、即日スタイルシートを使用したウェブサイトが作れる。BOOK OFF邊で100圓で賣つてゐたら、躊躇なく購入すべし。

2000.9.11

「支那は侮蔑語」と言つた鈴木幸夫ッて何者ですか? 千代有三は既に亡くなつた筈だが。人の名を騙るとは太え野郎だ(ただの同姓同名です)。

2000.9.11

2ちゃんねるは「馬鹿と言ふな、馬鹿」と平氣で言ふ精神分裂病患者の溜り場なので、まともな人間は行つてはいけません。

2000.9.10

PC Tipsの「トンデモhtml」に間違ひや不適切な記述を十數箇所發見し訂正。何で誰も指摘して呉れないのですか?

2000.9.9

「マルチスレッド」を賣りにしてゐるftpクライアントソフトが、ファイル轉送時やディレクトリリスト取得時に延々固まり續けるのは許し難い。

未だにベータとも呼べない状態のnetscape6。落ちるのは仕方がないが、周邊のプログラムを卷込むのはやめてくれ。と云ふか、IEの後追ひをしてゐるのか。

2000.9.9

しるきぃうぇぶが久々にリニューアルしてゐて驚く。「有甕」で「ありみか」になりますけど。

2000.9.9

重陽の節句。

『俳句の五十年』(虚子)を讀んだ。名文だと思ふ。

2000.9.8

朝ッぱらから、妙にだみ聲のみんみん蝉が鳴いてゐる。

2000.9.8

殆ど意圖的に「頭の惡さう」な事を闇黒日記では書いてゐるのだが、やつぱり問題が多いばかりでなく、實際に問題を生じてゐるので、やめた方が良いのだらうか。

「言葉 言葉 言葉」自體もそろそろ潮時のやうな氣もしてゐる。或は、年貢の納め時。

2000.9.8

Microsoftから送られて來るメールは悉く文字化けしてゐたが、今屆いた「New Security Information (MS00-060)」は珍しく文字化けしてゐない。一體どうしたのだらう?

2000.9.8

初代の加賀電子のモニタも、2代目IBMのモニタも、眞つ暗になつて映らないと云ふ症状が1年かそこらで出現。IBMのモニタは1280x1024(垂直周波數60MHz)までしか出ないと云ふ腐れモニタなので、その罪萬死に價する。

今は戴きもののイーヤマのモニタ。1600x1200で85Mhzが出る(90MHzも大丈夫みたいだが、安全のためマージンをとつてある)。21インチなので、解像度を上げ捲つても問題なし。問題と云へば、動畫を見る時、解像度を下げないと、映像が小さくなる事だけ。

また、別のところで貰つたEPSON PC-286にくつついてゐるモニタがいまだに現役。

頂きもののモニタは全部良いものなのに、自分で買つたモニタは全部駄目。己の選擇眼のなさに愕然。

2000.9.7

T.M.N更新再開。

2000.9.7

@niftyの「占ひフォーラム」に今日は何の日 1999年8月30日(月) マッカーサー日本着(1945) なる文章を發見。憲法第66條「内閣総理大臣その他の国務大臣は文民でなければならない」と云ふ文言について、軍隊のない国で、軍人は大臣にはするなという条文はまさにナンセンスと云ふ、實に全うなコメント。

2000.9.7

Yahoo!とeGroupとの合併が完了したさうだ。どこへ行つても、私の前にはYahoo!が立ちふさがる。

2000.9.7

Windows9x+IE5で妙に不安定な時は、パスワードリストファイルが惡さをしてゐる。c:\windowsの中の*.pwlを一旦削除して再起動すると、結構簡單にウィンドウズが安定動作するやうになる。

どう考へても理不盡な話だが、多くの場合この對處法がなぜか有效なので、Windowsが不安定な人は騙されたと思つて試してみるべし。

2000.9.7

RealPlayerやMediaPlayer6/7でマルチメディア關係のファイルを再生させ捲ると、なぜかブルースクリーンに。

どう云ふ譯かこの言葉があちこちで流行つてゐるので、私も使ふ――助けて。

2000.9.7

NN4.7が起動しない問題。うちでは

……で、復活しましたけど。

Netscape6が起動しなくなつた時。Gimp for Win32を一度動かしたらN6くん、復活して呉れましたが、なぜ。

2000.9.6

夕方、油蝉と秋の蟲が爭ふやうに鳴いてゐた。

2000.9.6

心臟に惡い

……とか云ふアンカーもよろしくないのでせうな。

2000.9.6

と云ふか、ヘッダから情報を解析されるのが嫌なので、既に信用のある相手にしかメールは送りたくないのであります。

2000.9.6

Labor Dayとともにアメリカには秋が來る由。

New Yorkは朝方の氣温が9度だつたさうです。

2000.9.6

してみると考へる葦は必然的に間違へる葦でもあるのだ。考へるといふことは間違へる特權を含んでゐるのだ。でなかつたら成長とか進歩とかはないであらう。要は正直に考へ正直に間違へる事だ。

議論で負けたとしても、その人間の主張が間違つてゐるのではない事もある。斷定的な口調や權威主義に負けただけの場合もある。

きだみのるの「人間は間違へる葦でもある」(雲井書店刊『人生レポート』所收)を讀んで。きだみのるの本は、もつと讀まれるべきだ。

2000.9.5

平和について。

  1. AとBがともに武裝してゐない。
  2. AとBがともに武裝してゐて勢力が拮抗してゐる。
  3. Aが武力に於て完全にBを壓倒してゐる。Bに反撃の餘地がない。
  4. 武力に於てBを壓倒してゐるAが正氣である一方、Bは狂氣に陷つてゐて手のつけやうがない。

「平和」には以上の3パターンが考へられる。註釋を附けておく。

  1. 「理想的」な平和論。あり得ない話。
  2. 「冷戰」。
  3. 「征服」或は「支配」。
  4. 「觸らぬ神に祟りなし」。

四番目の例は、北朝鮮情勢に當てはまる。

『國際軍事關係論』(佐藤守著)を讀みかけ。

2000.9.4

そもそも私に、メールで囘答せねばならぬと云ふ義務はない。

しかし、がつかりした人間は、なぜ相手にわざわざ「がつかりした」と傳へたがるのですかね。人間は「捨臺詞」が好きだから、仕方がないのかも知れないが。

2000.9.4

『闇黒日記』を讀みました。あれが私への返事なのですね。しかし、何故、返信して 下さらなかつたのですか。

まさか日記に返事が書かれてゐるとは思ひませんでした。ゼミの後輩が教へて呉れた のです。返事が來ないので、あのアドレスは若しやお使ひになつてゐないのではと思 ひ、野嵜さんのHPに詳しい後輩に事情を話して、別のアドレスを教へてくれと頼んだ 所、後輩曰く、『闇黒日記』の中に返事らしきものがあると。

いきなり會つて呉れといふのは、厚かましい御願ひだつたのかも知れません。けれど も、會ひたくないのなら、直接返事を下されば良いではないですか。「會つて呉れ」 とまで言ふ男なら、當然、日記も讀む筈だと御考へになつたのですか。それとも、あ あいふ形での返事こそ、露骨な拒否を避ける日本的な奧床しさと解するべきなのでせ うか。

正直、がっかりです。

はい。がつかりなさつたのなら、會ふ事も無いでせう。さやうなら。

勝手に感心して、勝手にがつかりするやうな人と、會ふ氣なんてありません。或は、この程度でがつかりするやうならば、當然本氣で「文章の見事に感服」なんざしちやゐないでせう?

2000.9.4

kotobaseekの存在がいつの間にかinfoseekにばれてゐる。kotobaseekで檢索をかけると、ちやんと獨自のコメントがついてゐる。

困惑氣味のコメントに、そこはかとなく「眞似されて迷惑」と云ふ本音が見え隱れしてゐるやうな氣がするのは私だけ?

2000.9.3

QTViewのプラグインが、先日まで動かなかつたのに、今日は動いてゐる。何で?>うちのIE5.5。

2000.9.3

氣に入らない相手の發言を、無闇に否定したり、何も考へずに罵倒したりする事が「相對化」なのですか? 或は、自稱「相對主義者」ほど「自分の考へ方は絶對的に正しい」と信じ込んでゐる人間はゐませんけれども?

※ちはる先生の2ちゃんねると高等教育フォーラムを讀んで。

2000.9.3

市民課職員から嫌はれる人。第1位・初めから不機嫌で横柄で、怒鳴る人。第3位・こちらの説明を聞かうとしない人。第8位・何囘説明しても理解してくれない人。ウェブにはこの手の人がよくゐます。

元市民課職員の危ない話を讀んで。

2000.9.3

家の近くでつくつく法師が鳴いた。

2000.9.2

37度。室温が。

2000.9.1

うちでは5年くらゐ前に中古で買つたHDDがいまだに全くエラーも出さず動いてゐます。マスタ/スレーブの設定のよくわからないHDDで、適當にジャンパを插してゐるのに、なぜか動いてゐる邊りが無氣味。ちなみに私、モニタはババをひいてゐます。

outsider reflexのPiroさんがHDDをやられて困つてゐるのを見て。

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