初出
Yahoo!掲示板/「闇黒日記」平成13年5月1日
公開
2001-06-24

傲慢な大學の先生

1

掲示板(管理者日録・御感想帖)にて、ドイツ文學が專門(自稱)のGermanist氏と、中嶋氏との、宿命的な「對決」。

大學の先生である(自己申告)Germanist氏。立派な事をおつしやるけれども、時々非道く品のない文章を平然とお書きになる。

たまたま古本屋で買つた本の著者がサイトを開いてゐるからといつて、調子に乘つてこんな事を口にする始末

なんで私がこんな初歩的なことを言わなければならないのか、付き合わなければならないのか、ちょっと考えると馬鹿馬鹿しい気がしますが、(私の同僚、学生から見たら「先生、人がいいなあ」と言われそう)わが校の先輩(出身者)でもあり、また日本浪曼派研究者の一人として、このまま見過ごしたら私の沽券に関わるのみならず、弟子と自称している者にいい加減に扱われてしまった田中克己が不憫でならず、また私の口を使って著者自身が言わせているのかもしれないと思われるので、一面識もない君にあえてキツイことを言うことにします。著者自身の言だと思って聞くように

この思ひ上がつた口調には、反吐が出さうです。こんな人間に教はる學生がかはいさう。しかしまあ、Germanist氏がこんなに大きな口をきくのも、「匿名」の假面を被つてゐるからでせう。そして、その假面をGermanist氏は、自ら外す事は出來ませんよ。こんなに暴言やら何やらを吐き捲つてゐるのですから。Germanist氏が、自分の發言に責任を取る事はありません。そして、それゆゑに、Germanist氏の「中嶋氏批判」は效力を持ちません。中嶋氏の責任を問ふGermanist氏が、自分の發言の責任を取らうとしないのは、矛盾です。

いや本當に、Germanist氏の正體は誰なのでせうねえ。

2

續き。

理解に苦しむのは、(研究者なら誰でもそう思うはず)田中克己が成城大学名誉教授だったということをなぜ利用しなかったのか、という一点に尽きる。つまり、(あ〜あ、書いていて馬鹿馬鹿しいというより腹が立つ)成城大に長年勤務していたのだから、同僚、弟子が大勢いたはず、いや事実いた。文芸学部には独文、国文、史学科がある。そこにいる研究者、院生、かつての同僚、後輩、弟子に編集をなぜ依頼しようとしなかったのか。「先生は皆に嫌われていたから」という言い逃れは許さん。私的感情と学問的業績は別物。文芸学部には私の知り合いが何人かいるので、そういう依頼があったかどうか調べればすぐわかる。田中克己が一番腹を立てていると思われるのはそこだ。名誉教授の肩書きのある者の業績をまとめて出版するに際し、誰一人大学関係者の名前が編集委員にないのは、名誉教授たる者の恥以外の何ものでもない。誰からも相手にされていない、見捨てられていることを(どんな事情があるにせよ)世間(研究者の間)に公表しているも同然だ。ハッキリ言って死んでも死にきれない。成城大の研究者で依頼されて(たとえタダ働きでも)断る者が全員だとは思われない。少なくても私の知り合い達は断らない。成城大の人達は結構良い人が多い。田中克己自身、長年勤務したのは、居心地が悪くはなかったからであろう。

皆に嫌われていたなどと口走るGermanist氏の口を使って、田中克己がものを言ふかね。あなたが一番失禮だよ、Germanistさん。

しかし、かくも「高壓的」で、かくも名誉教授を強調するGermanist氏だが、これらの彼の發言には「權威主義」の影が見て取れないだらうか。

3

さらに續き。

「發端」の記事。

 「ナチス詩集」 神保光太郎 1941年 ぐろりあそさえて発行
  これだけで戦犯。今だったら「オウム(真理教)詩集」発行と同じようなこと。
  これで国民を煽った罪は重い。ハッキリ言ってゴミ死人。戦後、どの面下げて
  生きていたのか知りたいね。浪曼派には厚顔無恥の戦犯野郎が多いので注意。

慥かに、遊びの場所に書くべき文章ではないですな。

 「あれは文学上の戦争協力者の集団が若い日に興した同人雑誌にすぎない」といふ、彼等「コギト」に拠った同人達を昭和文学史に登場した犯罪者扱ひにした研究擬ひの解説が、一昔前なら当然のこととして罷り通ってゐた時代がありました。テレビのニュースや社会時評の番組で自分の社会的良識を拵へてきた一般の人にはその方が手っ取り早く分かり易く、背後に論陣を張った戦後の文学研究者にとっては当時の文学情勢をただ感情的に蛇蝎視することで、自らの見識を一段上げることができたやうに感じられた、さういふ時代が戦後つい最近まで続いてゐたのです。若い批評家達はさぞかし「紅衞兵の気分」を味はったに違ひありません。さうして当の文学者にとっては戦争中の過去に関はる一切をキナ臭いこととして、殊にも脛に傷持つ者ならば無用な問題が身に降りかかるのを避けるためにもこれを踏んで通らねばならぬ「踏絵」として、「コギト」および「日本浪曼派」否定の選択肢を保身の為に選んできたのでした。

かう書いてゐる中嶋さんのサイトで、浪曼派には厚顔無恥の戦犯野郎が多いので注意なんて書くのは、「喧嘩を賣つてゐる」事にほかならない譯で、それを遊びの場所等と言つて逃げるのは、Germanistさん、卑怯ですよ。

遊びの場所である以前に、その掲示板が中嶋さんの主宰する掲示板であると云ふ事實を、Germanistさんは無視してゐるんです。

4

決着篇。

ROMの野嵜です。横槍。

  1. 神保が戦中に「ナチス詩集」を出したこと。
  2. その事実が戦犯だということ。
  3. 戦犯とは神保が読者に対して「ナチス詩集」と偽り、戦意高揚を促した文学者としての戦争責任のこと。

Germanistさんの文章は、論理的に變です。

事實は戰犯となり得ません。戰爭責任は戰犯ではありません。戰犯となり得るのは、人間のみです。

「問題視」は結構ですし、他人の詩人研究や書籍編緝を批判するのも結構ですが、Germanistさんは日本語として異常な文章を綴つていらつしやいますね。

Germanistさんに、中嶋さんの事を批判する資格があるのですか。

Germanist先生、私の横槍に大層御立腹。

 もう一度繰り返すが、わたしが書いたのは2ndの「なんなりと書込み放題はそのままに、こっちはぐぐ〜ッとくだけてゆきませう」という掲示板。要するに遊びの場所。そこに狂歌と題して一連の流れからわかるようなものを書いただけ。別に最初から議論を目的で書いたものではない。わたしがその掲示板で遊んでいるのは明確。それをここの掲示板にいきなり転載されて、わたしがここに書くや、2ndで投稿した元のものを引っ込めて事実上この掲示板で話をするように仕向けられた。やり方が汚い。これはペテンだ。苦し紛れの一人二役?。とにかく法廷でも当事者以外の第3者がいきなり入ってきてガタガタ言うのは許されない。強制退去。こんなヤツの言うことに答える義務はない。引っ込んでろ。とにかくわけのわからないことをされたからには、こちらも考える。連休明けにでも例の件(↓に書いたので繰り返さない)について弁護士(法学部に大勢いる)と相談する。

Germanist先生、相談に行つたまま、掲示板には歸つてきませんでした。

他人餘所樣の掲示板を占據しておきながら(それを「荒らし」と言ふ)、Germanistさんは隨分偉さうな口をおききになりますね。やり方が汚い汚い。

そもそも、古本屋で買つた本の著者がたまたまサイトを開いてゐたからと言つて、馴れ馴れしい口をきくのは、感心できる行爲ではありません。擧句、裁判だ何だと、脅迫まがひの言動は、許されたものではありませんね。脅迫ですよ、Germanistさんの發言は。

それにしてもあなたはどこかの大學の教授なのですか? どうも、ただのやくざであるやうに御見受けしますが。

文章が駄目なら全部駄目。Germanist先生に、文學を論ずる資格はありません。

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