公開
2001-11-01

太平洋戰爭原因論

本書の研究は、昭和24年度文部省科学研究費の補助を受けて出發し、3年繼續して補助費を受けて、成つたものである。

敗戰直後、日本人が大東亞戰爭を「反省」して、どのやうな事を考へたかがわかる資料である。内容も興味深い。

内容

實は未讀なので、詳細は後日。ただ、ぱらぱらとめくつて眺めた印象だが、平成の時代の日本人よりも、當時の日本人の方が、冷静に歴史と云ふものを見てゐるやうだ。

概説
上田捷雄
太平洋戦争勃発と天皇、元老及び重臣の地位
稲田正次
太平洋戦争と官僚機構
辻清明
太平洋戦争と政党──特に大政翼賛会の役割
矢部貞治
太平洋戦争準備としての社會運動弾圧
向山寛夫
満洲事変の原因と責任
高橋勇司
満洲事変から日本の国際聯盟脱退まで
英修道
日獨伊三国同盟
上田捷雄
日米交渉
熊切信男
太平洋戦争と開戦法理
大平善梧
太平洋戦争と自衛権
一又正雄
太平洋戦争勃発と日本経済
村松祐司
戦争勃発と中国の対日ボイコット問題
内田直作
太平洋戦争と石油問題
板垣與一
ヨーロッパ戦争原因とドイツの責任
入江啓四郎
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