初出
セブンアンドワイみんなの書店「書肆言葉言葉言葉」
公開
2018-02-22

クラウゼヴィッツ『戦争論』

戰爭を考へる上での基本圖書。反戰主義者・平和主義者は「古い本」と極めつけて否定してゐるが、連中はこの本を全く讀んでゐないので、耳を貸す事はない。戰術にしろ兵器にしろ、具體的な記述は確かに古びてはゐる。當り前の話だ。しかし、戰爭が國家同士の殺し合ひである事は今も昔も變りがないのであつて、本書はさう云ふ理念の部分で的を外してゐない。だから、今讀んでも全く無駄にはならない。

リンク

inserted by FC2 system