共産主義、ファシズム、民族社会主義などはみな、物質に限るべき法則を、精神にもあてはめようとする誤った一元論なのである。これらの思想は、どんな仮面をかぶったところで、実際は唯物論にすぎない。また、こうした独裁主義に反抗する自由主義的な人々も、多くは自分の精神や良心のためではなく、物質的欲望のために自由をまもろうとしているのである。