バーチャルネット古本オタク櫻花18歳
2002年4月20日のお話
- 櫻花さん
- もうすぐゴールデンウィークですが。
- 蜜子さん
- 楽しみですね
- 櫻花さん
- 私は嫌いです。
- 蜜子さん
- 嫌いなんですか? 意外ですね。あなた、お休み、大好きでしょ?
- 櫻花さん
- もちろん、わたしが休むのは好きですが。
- 蜜子さん
- 怠け者だもんね。
- 櫻花さん
- 本好きに怠け者でない人間はいません。
- 蜜子さん
- ……おい。
- 櫻花さん
- しかし、そんな事は今の話に関係ありません。
- 蜜子さん
- 関係ない?
- 櫻花さん
- ゴールデンウィークになると、便乗して休む古本屋さんがあります。
- 蜜子さん
- はあ。
- 櫻花さん
- 古本屋さんがあいてないと困るのです。
- 蜜子さん
- ふむ。
- 櫻花さん
- 1週間、ほこりっぽく、かび臭い古本屋さんの空気が吸えない!
- 蜜子さん
- ……。
- 櫻花さん
- わたしはどうすれば良いのでしょうか!!
- 蜜子さん
- 涙目になるなよ。
- 櫻花さん
- わたしはどうすれば良いのでしょうか……。
- 蜜子さん
- ……毎日、寝て過ごせば良いのでは?
- 櫻花さん
- ……。
- 蜜子さん
- どうせあんたは怠け者なんだし。
- 櫻花さん
- ……なるほど。たしかにそれでいいかもしれません……。
- 蜜子さん
- いや、納得されても。
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