俳句と短歌

俳句

1999-07〜08
雲間から 半分見える 花火かな
地下鐵の 驛に轉がる 油蝉
根盡きて 軒端に青き 誘蛾燈
今日もまた 道に轉がる 蝉一つ
夕立に 飛立つ鳥の 二羽ばかり
2000-07
長靴が脱ぎ捨てられて五月晴
2001-07
今日こそは 掃除をしよう 夏休み
ヴェランダを 覆ひ盡した 寒冷紗
2001-08
涼風や 近所で止まる 救急車
2009-07-08
七夕や雲間に見えるお月さま

短歌

平成14年9月28日(初出「闇黒日記」)
「寒いね」に「寒い」と應へるその息の白さも見えず秋の土砂降り
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