ナナニジアニメの時に誰かが、滝川みう／西條和はセンターに置くしかない、つて評してゐたがその通りで、踊りの動きが突出して良く、ガチでセンターを張れる。歌詞もガチの中二病に闇を程良くブレンドしてあり、センター滝川に合せてゐる事がわかる。ここまでしてゐるのに、結局滝川一人が周圍から決定的に浮いてゐる。
ここまでバランスと方向性と、そもそもの基本設定がをかしいアイドルグループは、見た事がない。にもかかはらず、多分實力的には秋元康系アイドルの中でも結構上位つぽい。總選擧なんかやらず、毎度同じメンバでやるんだから、みんな實力派にしておかないと成立たない。
滝川ちゃん、アニメでは一話からツイッターで聲にダメ出しされてゐたが、この子をセンターに拔擢してグループ全體のカラーのベースにしたの、秋元康さすがだと思ふ。ふつーなら後列一番左邊に置かれる。
AKBとか乃木坂とかの萬人受けする連中と違つて、22/7は完全にfor the rest of usなアイドルグループとして作られてゐる。22/7で滝川／西條をセンターに持つてきてゐるのは、LEMON ANGEL PROJECTで言へば渚砂みるをセンターに持つてくるやうなもの、つて言へば、既存の常識を相當崩してきてゐる事はおわかりでせう？ LAPでも渚をメインボーカルにするなんて話がちらっと出てきますが、結局實現してゐません――ちらっとでも話に出してきた點、LAPのポテンシャルには今更ながら凄みを感じるんですが、とは言へ、門脇舞を押しのけてメインボーカル／主人公やるのがしほの涼なの、さすがはLAPとしか言ひやうがない。
主人公の聲優のヘタクソぶりは22/7よりもLAPの方がはるかに上でした。
滝川ちゃんと言ふか、西條和孃、あの子をセンターに据ゑたの秋元康エラいと思ひますね。ほかのどこにも据ゑやうがないんですよ。
滝川ちゃんに青いスタスィオンをカヴァさせたの、ナナニジスタッフ本當よくわかつてゐます。
ダンスはグループでトップレヴェルなんですが歌は程よく下手、生活能力完全ゼロで考へてゐる事はほぼ電波、性格的にはアイドルに全く向いてゐないと言はれてゐますけれども、誰が何う考へても1980年代正統派アイドルの末裔にほかなりません。
ここにきてナナニジリアルメンバー續々卒業+契約解除。ナナニジには11人でAKBや乃木坂に勝つて欲しかつた。
ナナニジはリアルのスタッフがダメであるともつぱらの評判です。アニメだと壁ちゃんも合田さんもメンバの事がよくわかつてゐたのでまだリアルでワンチャンあるんでないかと期待してゐないでもないんですが。
今までに卒業・契約解除になつたメンバが再び戻つてきて11人が揃つて第二章が始まる――そんなナナニジストーリーを期待してゐるファンは多いのでは……。
2022年の22/7は7人。
もし仮に22/7のスタッフが有能だつたら、卒業したりアレな理由でやめさせられたりしたメンバが突然集つてライヴやらうとしたら準備万端ととのへて待つてゐる筈。なので2022年のナナニジスタッフには期待してゐる。
メンバにへんな説教してやめさせるとか、ナナニジスタッフがやつてゐるとしたら、アニメのナナニジ見てゐたファンとしては怒り狂つて文句を言ふのが当り前。