元來本誌は、終戰と共に日本文藝家協會が復活されるや、その會報兼機關紙として新生社から發行されることになつてゐたものである。然るに事實上發行は不定期だつたし、部數も廣くゆき亘らぬ憾があつた。そこで今回講談社で肩代りすることになつたのを期に、從來と全然ゆき方を變へ、會報的要素は之を他の印刷物に讓り、自由な編緝による文藝誌とすることになつて、會員の中からいはゞ各派を代表するやうな顏觸れを揃へて編緝委員に委囑した。