- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
- 公開
- 2005-05-15
- 最終改訂
- 2007-07-22
桑原隲藏
略歴
- 明治三年十二月七日、福井縣敦賀郡敦賀町に生れる。
- 東京帝國大學文科大學漢學科卒業。大學院では東洋史を專攻。
- 明治三十一年第三高等學校教授、翌年東京高等師範學校教授。明治四十年から四十二年にかけて清國留學。四十二年歸朝後、京都帝國大學文科大學教授に任ぜられる。四十三年、文學博士。昭和五年退官、六年京都帝國大學名譽教授。
- 昭和六年五月二十四日逝去。
- 桑原武夫は子。
- 岩波書店より全集が出てゐる。
著作畫像

- 昭和二年六月二十日發行。弘文堂書房。
- 目次
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- 時事
- 支那の革命
- 黄禍論
- 支那の國教問題
- 對支政策管見
- 對支文化事業についての希望
- 文化
- 晉室の南渡と南方の開發
- 東洋人の發明
- 歴史上より觀たる南方の開發
- 宗教
- 高岳親王の御渡天に就いて
- 舊稿[高岳親王の御渡天に就いて]の後に
- 老子化胡經
- ネストル教の僧及烈に關する逸事
- 大師の入唐
- 大秦景教流行中國碑に就いて
- 風習
- 支那人辮髮の歴史
- 支那人の食人肉風習
- 支那の宦官
- 氣質
- 支那人の文弱と保守
- 支那人の妥協性と猜疑心
- 人物
- 秦始皇帝
- 支那史上の偉人(孔子と孔明)
- 雜纂
- 東洋史上より觀たる明治時代
- 支那學研究者の任務
- 支那の人口問題

- 昭和八年十月十日初版發行、昭和十九年五月二十五日五版發行。弘文堂書房。
- 目次
- 張騫の遠征
- 大宛國の貴山城に就いて
- 再び大宛國の貴山城に就いて
- 藤田君の「貴山城及び監氏城考」を讀む
- 藤田君の「宋代市舶司及び市舶條例」に就いて
- 波斯灣の東洋貿易港に就て
- カンフウ問題殊にその陷落年代に就いて
- イブン=コルダードベーに見えたる支那の貿易港 殊にジヤンフウとカンツウに就いて

- 昭和九年九月五日初版發行。弘文堂書房。序文は羽田亨。
- 目次
- 歴史上より見たる南北支那
- 紙の歴史
- 經子に見えたる宋人
- 支那人間に於ける食人肉の風習
- 唐宋時代の銅錢
- 長安の青龍寺の遺趾に就て
- 司馬遷の生年に關する一新説
- 隋唐時代に支那に來往した西域人に就て
- 明の〓天壽より羅馬法王に送呈せし文書
- 創建清眞寺碑
- 支那人を指すタウガス又はタムガシといふ稱呼に就て
- 支那の記録に見えたるイスラム教徒の猪肉食用禁制
- 新發見のカトリック教の宗論關係の二史料
外部リンク