河合榮治郎
- 戰前の自由主義者。理想主義に基いた自由主義を主張した。マルクス主義と對立したのと同時にファシズムとも對立。
- 言論彈壓を受け、戰爭中には言論活動を抑壓された。敗戰前に死去。
- 戰後現はれる自由主義者の一部に影響を遺した。社会思想研究會(のちの社会思想社)は河合榮治郎を慕ふ人々によつて創設された團體であつた。
著作
- トマス・ヒル・グリーンの思想體系
- 昭和五年
- 大學生活の反省
- 昭和六年
- 書齋の窓から
- 昭和七年三月二十日發行
- 社會思想家評傳
- 昭和十一年五月三十一日發行
- 學生に與ふ
- 昭和十五年六月十五日發行
- 明治思想史の一斷面
- 昭和十六年四月二十日發行
- 自由主義の擁護
- 昭和二十一年十月十五日發行
- 自由主義の歴史と理論
- 昭和二十七年三月一日發行
社会思想社版 河合榮治郎全集 内容
- 第1巻 トーマス・ヒル・グリーンの思想体系I
- 第2巻 トーマス・ヒル・グリーンの思想体系II
- 第3巻 社会政策原理
- 第4巻 社会思想史研究
- 第5巻 英国社会主義史研究/英国労働史上に於ける石炭罷業
- 第6巻 欧洲最近の動向/英国労働党のイデオロギー
- 第7巻 社会思想家評伝
- 第8巻 明治思想史の一断面
- 第9巻 自由主義の歴史と理論/独逸社会民主党史論
- 第10巻 労働問題研究
- 第11巻 ファッシズム批判
- 第12巻 時局と自由主義/マルキシズムとは何か
- 第13巻 社会思想と理想主義/私の社会主義
- 第14巻 学生に与う/国民に愬う
- 第15巻 大学生活の反省/書斎の窓から
- 第16巻 第一学生生活
- 第17巻 第二学生生活/在欧通信
- 第18巻 学窓記
- 第19巻 学生思想問題/時事評論集
- 第20巻 随想集/研究ノート
- 第21巻 裁判記録
- 第22巻 日記I
- 第23巻 日記II
- 別巻 伝記及び年譜
