福田恆存「自殺論」は、「全集」第七卷の年譜、昭和二十五年四月のところに、發表紙誌不明(「?」)として出てゐる。
思索叢書は『(1)愛情の思索』『(2)生活の思索』『(3)幸福の思索』『(4)文化の思索』『(5)生死の思索』の全五卷。福田の文章は本書の「自殺論」のほか、『(3)幸福の思索』に「知慧といふこと」、『(4)文化の思索』に「藝術の效用」が收められてゐる。