「新潮」昭和三十四年一月號から十二月號まで連載。アフォリズム風に書かれ、項目別に箇條書にされてゐる。即ち形式としては「覺書」なのであるが、著者の關心に基いて言葉に關する議論が展開される事となり、結果として一貫した論文となつてしまつてゐる。