公開
2000-08-13

「南京虐殺捏造屋」のダブルスタンダード


彼等は論破されても平氣である。「ぢやあこれを論破してみろ」と言つて、またにせの「證據」を持出す。

彼等にしてみれば、結論は出てゐるのだから、その過程などどうでもよい、と云ふ事なのだらう。彼等にとつて、議論はただ、敵を愚弄し、自らのプライドを滿足させる爲のイヴェントに過ぎない。だから、執拗に反論する敵は、暴力的な手段で默らせようとする。


「中國政府が學者を動員して、これこれの數値を出して來た、だからこの調査は科學的なものである」──「中國政府」「學者」「數値」と云つた權威を左翼は信じてゐる。勿論、數値など幾らでも操作可能だし、學者が常に正しい事を言ふ譯でもないし、「中國政府」は共産黨の政府だから宣傳の爲に言論を歪めさせる事は屡々ある。

だが、「南京虐殺捏造屋」は、自分達に都合の良い結論を出して呉れる人間の言ふ事は、すぐに事實だと決めつける。そして、決めつけだと云ふのを糊塗するために「科學的」と云ふ言葉を以て權威づけるのである。

inserted by FC2 system