なぎさ:はぁ〜〜い! あたしなぎさ! 星空からこんばんは! 夜空から降ってくるのは流れ星。いいえ、落ちてくるのは星だけじゃない! 超くせになりそう、次回・決闘! 恋のカミナリおとし。いま明かされるなぎさの謎。禁じられた恋のゆくえ! なんのことかわからない?! 予告でわかれば見なくていい!! わけのわからぬなぎさの世界。くせになってぴょんぴょんぴょん。もひとつおまけにぴょ〜〜〜〜ん!
なぎさ:はぁーい、もうなぎさの名前、おぼえてくれた?!
モモコ:なぎさ、なぎさって、いいこと、アイドルは名前じゃないわ、実力よ。
なぎさ:あなたは?
モモコ:通りすがりの、モモコあいいえおぼえなくていいの。どうせそのうちわたくしが主役。これがわたくしの予告編。
なぎさ:次回・なぎさのデート! またなぎさって言っちゃった。
モモコ:くせになるなよ。
なぎさ:でも、くせになりそう。
なぎさ:はぁ〜い、なぎさです。予告だぴょ〜ん!
モモコ:あなたはまだまだ、勉強が足りないわ。レッスン、レッスン、予告のレッスン。人生すべてが勉強よ。
なぎさ:あの、あなたは?
モモコ:わたし? 通りすがりのモモコあいいの、おぼえなくても。次回もお会いできるのね。
なぎさ:しんなーい! 次回、超くせになりそう・まいりますわよ仇き討ち! 見そこなったら返り討ち!
モモコ:カラスがコくのは帰り道。
なぎさ:こーゆー予告も、くせになりそう。
なぎさ:はい、次回・この人は中学教師。恋する二人には、断ち切れない、赤い糸がある!
モモコ:糸を切れないはさみはない。
なぎさ:はい? あなたは?
モモコ:通りすがりのモモコ、あいいのおぼえなくても。でも、これだけ通り過ぎていて知らないなんて……
なぎさ:はい?
モモコ:……うふふ、相当かわいい人よね。お勉強なさい。
なぎさ:先生なんか怖いよー。こんな予告くせになるんですか?
モモコ:なるんです。超くせに。おほほ……。
なぎさ:はい、あたしなぎさです。
モモコ:はい、そしてわたくしはああいいのよおぼえなくても。
なぎさ:あ、はい、もうおぼえました。通りすがりのモモちゃん!
モモコ:モモちゃん!? 私はモモでもモモちゃんでもモモエでもないわ。わたくしはモモコです。結婚はとうぶんしないモモコです。
なぎさ:はぁ……。次回・美少女軍団はぐれ花。
モモコ:わたくしはモモコ。
なぎさ:美少女ぴょんぴょんいっぱい登場!
モモコ:わたくしはモモコ。
なぎさ:お楽しみに!
モモコ:わたくしはモモコ。
なぎさ:くせになりそう!
モモコ:わたくしはモモコ。
なぎさ:好き、嫌い、好き、嫌い。わたしと野坂くんの恋はどうなるの?
モモコ:ちょっとそこの通りすがりのあなた、占ってしんぜよう。花も実もない恋とても諦めることはない。
なぎさ:はにゃ? でも今回あたしが通りすがりなんですか?
モモコ:通りすがりはそろそろ飽きた。予告の主役は私・モモコ。次回・お願い恋のキューピッド! お楽しみにね。
なぎさ:あ〜ん。こんな予告、くせになっちゃやだぴょ〜〜ん。
モモコ:もう、くせになってるぴょん。
なぎさ:ぴょん……
モモコ:モモコだっぴょん! 予告だっぴょん!
なぎさ:うっひょー、いきなり出てきちゃうわけね。こうなったら先に言ったもん勝ち。次回・大きな桜の木の下で。なぎさのお願い、あなたは通りすがりのままでいて。
モモコ:ところがどっこい、10年前のあの場所でかわいいあの子が待っている。ああ、初恋のかくも悲しい物語。
なぎさ:はぁ!? てなわけで、次回は角田くんが主役だっぴょん!
モモコ:いいえ、主役はわたくし、モモコよモモコ。
なぎさ:花のいのちははかないけれど、
モモコ:散るときゃ見せます乱れ花。
なぎさ:そうです。再び登場、しかも討入り、美少女軍団総攻撃。
モモコ:次回・美少女軍団乱れ咲き。
なぎさ:出るぞ出るぞ美少女わんさかわさわさうりうりぴょん。
モモコ:美少女? いいのよわたくしをよばなくても。それでも出ろと言うのならしかたがないわ。今度の主役もモモコがもらった!!
なぎさ:あぁ、くせにしちゃったぴょん……。
なぎさ:出た〜! ついに出るべきものが。なぎさのセクシー写真集〜、どうしよう……?
モモコ:出せばいいってもんじゃないわ。アイドルがさらけ出すのは、写真ではなく、実力、才能、魅力!
なぎさ:次回・激写! これがなぎさだ! うふ、あいらぶ野坂君が大活躍だぴょん!
モモコ:野坂? あぁあ、あのかげの薄い男の子?
なぎさ:かげ濃く出るもん激写だもん!
モモコ:んふ、怒った顔で、はいチーズ!
なぎさ:ぱしゃ!
なぎさ:なぎさはアイドル!
モモコ:アイドルといっても日本のアイドルでしょ? 私の目ざすのは世界のアイドル、世界のモモコ。
なぎさ:そして今、世界制覇を狙う謎のアイドル組織が牙をむいた!
モモコ:次回・アイドル・オブ・じゃぱん。風雲急を告げ展開不思議、どーなっとるんか次回を待て!
なぎさ:ほとんどまじめに予告編! たまにはいいなあこーゆー予告。くせになりそう!
モモコ:はっきりいって手抜きよね。
なぎさ:はぁ?
モモコ:大都会、孤独、行き交う人はみな一人。
なぎさ:けれど誰もが愛を求めてる。
モモコ:次回、アイ・ラブ・ワニサン。
なぎさ:私は、アイ・ラブ・野坂く〜ん! モモコさんは?
モモコ:え゛……ア……アイ……アイ・ラブ・モモコ!
なぎさ:え〜〜! 自分で自分をラブしてるんですかー!? ──もしも〜し、モモコさん、ぴょん、ぴょん!
モモコ:くせになるなよ。こんな予告──大っ嫌いだ〜〜!!
なぎさ:はお、どうしたの、ぴょん。考えこんでる? 通りすがりのモモコさん。
モモコ:通りすがりといっても、よくある、単なる、単なる通りすがりじゃないの。
なぎさ:でも、通りすがりでしょ? 次回、嗚呼、過ぎ去りし青春の日々。
モモコ:私は過ぎ去りはしない。通りすがるのみ。
なぎさ:はぁ?
モモコ:よお〜し、お見せしよう、くせになってる通りすがりの決定版! とお〜り、すがり!
なぎさ:青春してますね〜はい。
なぎさ:モモコさ〜ん、いません? いませんよね?! う〜ん、いないぞ。まいったよね、なにが通りすがりなんだか、モモコさんてば。でも、次回はそうはいかないぴょん! ユカイ、ゆーかい、香港ギャング! こわ〜いギャングにゆーかい、監禁されちゃうわたし。さすがのモモコさんも、ゆーかい事件にだけは
モモコ:出るも〜ん。
なぎさ:はにゃ、いたんですね〜。
モモコ:くせはぬけない。
なぎさ:ぬいてぇ〜。
なぎさ:鏡よ鏡よ鏡さん。世界でいちばんセクシーな女の子はだあれ? 次回、色っぽいのはお好き? ふっふ〜ん、どっかな、わたし?
モモコ:46億年早いわね、あなたに色があるのなら……
なぎさ:はい?
モモコ:……まだまだ青い! ピンクは桃色モモコ色。
なぎさ:う〜。鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番くせになってる女の子はだ〜れ?
モモコ:それは!
なぎさ:それは!!
なぎさ&モモコ:う〜ん。はぁ〜〜。
なぎさ:今日はありがとう。モモコさんはやっぱり通りすがりじゃなかったんですね。
モモコ:通りすがりでいたかったわ。でも通りすがりではいられないのがさだめかもしれないわ。
なぎさ:さだめじゃないです、めざせです。次回、めざせ! 栄光のゴール。ゴールをめざすのはボール。モモコさんがめざすのは通りすがり。ね、お願い!
モモコ:え、うう……、それはまあくせになってるけど、通りすがりはもう……
なぎさ:くせのままでいて!
モモコ:孤独なキラメキ!
モモコ:ファンがいるからアイドルがあるのか、アイドルがいるからファンがあるのか?
なぎさ:次回、ぼくのなぎさ、わたしのなぎさ。
モモコ:今、なぎさというアイドルの本質が問われる。アイドルの本質が問われる時、モモコの本質も姿を現す。
なぎさ:とてもまじめな予告ですね。
モモコ:え、まじめですね。
なぎさ:くせになるかな? こーゆー予告!
なぎさ&モモコ:はぁ〜〜〜
モモコ:ならねえな。
なぎさ:ぴよ〜〜〜ん
なぎさ:モモコさん、やはりやっぱりただの通りすがりじゃなかったんですね。
モモコ:ついにわたくしはわたくしとして、あなたの前に姿を現した。
なぎさ:そのわりには次回、祝開校! 聖ジュリアナ学園。モモコさん出番少ないみたいですよ、通りすがりみたいに。
モモコ:通りすがりじゃないわ。これからは、思わせぶりと呼んで。
なぎさ:それもくせになっちゃうんですか?
モモコ:ふふふん、どっかな〜?
なぎさ:うわ〜思わせぶり。
モモコ:ふふふのふ。
なぎさ:あの人は……車から降りてきたあの人は? う〜……。
モモコ:あらあら、エンディングの音の間中そればかり。
なぎさ:あの人は! あの人は!!
モモコ:通りすがりでもない、思わせぶりでもない。はっきり言いなさい。
なぎさ:次回、ついに出た! 私はモモコ。はぁ〜出るんだ。
モモコ:はじめまして、モモコです。よろしく。
なぎさ:ふう、いまさら……。
モモコ:くせになってね。
なぎさ:あたしはなぎさだ!
モモコ:そうね、そうなのね。さりげなく出てきてもわたくしはモモコ。結局主役はわたくしなのかも。
なぎさ:主役だろうが理事長だろうが、野坂くんはあげないぴょん!
モモコ:あげがなければ豆腐で味噌汁。
なぎさ:次回の題名、GOGO! ゴールド。でも野坂くんはあげない。
モモコ:てんぷらはあげもの!
なぎさ:こーゆー予告、くせになるんですか?
モモコ:ドーナツはあげもの。
なぎさ:フライドチキンはあげても野坂くんはあげない。
モモコ:豆腐で味噌汁。
なぎさ:あげない……。
なぎさ:なんと、なぎさのそっくりさんが現れた! とゆーことは、あたしの声も二役? さすがのモモコさんも、別人を二人やったことはないでしょ?
モモコ:あーら、だまって拝見しましょ、しーん。
なぎさ:なぎさ、嬉しいぴょん。
モモコ:しーん。
なぎさ:次回、出た! 影武者、私はなぎさ?
モモコ:しーん。
なぎさ:お楽しみに。
モモコ:しーん。
なぎさ:そのしーんってのくせにする気ですか?
モモコ:もももすもももモモコはモモコ。
なぎさ:しーん!
なぎさ:はい、お待ちかねの予告です。
モモコ:はあはあ……
なぎさ:はあはあって、そうか、暑いですもんね。え〜大嵐が来るぅ? それでも暑いんですか?
ももこ:はあ〜はあ〜。
なぎさ:次回、嵐の課外授業。野坂くんとモモコさんが閉じこめられた、二人だけで!
モモコ:はあ、はあ。
なぎさ:やだ! くせにならないで!
モモコ:はあ、はあ──ん? あ、はい、それでは予告編ね。
なぎさ:終ったぴょん。
モモコ:は?
なぎさ:なんと! ついに今、モモコさんの感動の生い立ちが明かされる。次回、泣いて下さい モモコ伝説。
モモコ:わたくしは泣かない。どんなにつらくても。
なぎさ:くせになりそな涙の嵐が吹き荒れる!
モモコ:わたくしは泣かない。どんなに悲しくても。
なぎさ:は〜〜ん、モモコさんがそこまで言うなら、あたしも泣〜かない!
モモコ:ん? あなたには泣いていただきます。
なぎさ:……はにゃ〜〜〜あ。
モモコ:おのれは猫か! 少しは感動せい!
モモコ:みなさん、水不足の折り、涙までからせてごめんなさい。
なぎさ:涙どころか声かれてますよ、モモコさん。
モモコ:ふん! どうせわたしはかれすすき。けれど花が咲いてるかれすすき。
なぎさ:次回、スター誕生! 俺は角田だ! かれステキ。
モモコ:カレーにステーキ洋食で、角田は和食で演歌の花。
なぎさ:歌え! 角田!!
モモコ:歌うはくせになってる──カレ〜ス〜〜ス〜〜キ〜〜〜♪
なぎさ:のど、かれませんか?
モモコ:わたし、彼なんていません!
なぎさ:はにゃ〜〜。
なぎさ:たいへんだ、たいへんだ、間に合わない、ぴょ〜〜ん。
モモコ:あら、どうしたの?
なぎさ:予告の録音に間に合いませ〜ん。
モモコ:いいのよ、わたしたちはヒロイン。ゆっくり、優雅に参りましょう。
なぎさ:そんな、そんなことでいいんですか?
モモコ:いいの!
なぎさ:とりあえず次回、不思議の国のなぎさ。なぎさが迷いこむ不思議の世界。どうなるどーするなぎさと野坂くん?!
モモコ:およしなさい。焦ってもろくな予告はできないわ。
なぎさ:きゃああああ! 時間がない──終わっちゃった……。
なぎさ:お待たせしました、聖ジュリアナ学園制作・豪華絢爛時代劇! 花のお江戸のシンデレラ。あれ、モモコさん?
モモコ:く〜、か〜。
なぎさ:眠ってるんですか??
モモコ:いつも予告を書く人がお休みだから、わたくしもお休み、く〜。
なぎさ:そんな、起きて下さい。予告の主役でしょ?
モモコ:く〜く〜、次回の主役はわたくしです! く〜。
なぎさ:言う事だけはちゃんと言うんですね。
モモコ:く〜。
なぎさ:はにゃ……。
モモコ:はーい、という訳で今回の映画、素晴らしかったですねくせになりますね、という訳で次回もモモコ、映画やりますね!
なぎさ:え〜ってことは、またあたし、きっと悪役なんですね〜。
モモコ:心配しないで。次はなぎさちゃんが主役。
なぎさ:え〜あたしが。ほんとに? や〜映画って本当に素晴らしいですね。
モモコ:次回THEムービー・アイドルはもう死んでいる!
なぎさ:なななんと、アイドル、死んじゃうんですか?
モモコ:なんともいうなら北斗でしょ、では、さよなら、さよなら、さよなら。
モモコ:白鳥なぎさ、永遠のライバル。
なぎさ:モモコ・プリシラ、究極のライバル。
モモコ:ついに対決の時が来た。
なぎさ:来ましたね!
モモコ:ここは何も言わずにタイトルだけを……。
なぎさ:はい、次回THEタコヤキ! え? THEタコヤキ……?!
モモコ:それで勝負がつくわけ?
なぎさ:さあ? タコヤキにはタコがつく!
モモコ:お好み焼きはお好み次第!
なぎさ:こーゆー予告、くせになる前にやめた方がいいですね。
モモコ:本当にそうね。やきもちはやきもき。
なぎさ:やけですね。
モモコ:でないと鉄板焼きです。
なぎさ:なぎさの平凡な生い立ち。赤ん坊の頃、パパはママに逃げられて、困ったパパは、森の子持ちの熊さんにあたしを預けたの。だからくま吉はお兄さん、動物たちがお友だち。
モモコ:なるほど。人にはさまざまな生い立ちがある。生い立ちがどうであれ、今を生きるのはわたくし自身、だから──
なぎさ:次回・ラストオブアイドル。
なぎさ&モモコ:最終回!
……
漫画なぎさ:あの〜最終回だからって盛上がってるみたいですけど、こっちの方も忘れないで欲しいな〜。
漫画モモコ:第一、わたくしたちのお話とずいぶん変わっちゃったみたいだし。
漫画野坂:なぎさちゃんと俺の関係は同じみたいだね。
アニメなぎさ:はにゃ、なにこれ?
漫画なぎさ:なにこれって、あたしたちは雑誌に載ってた、漫画の『超くせになりそう』よ!
アニメモモコ:出てくるんだ……。
予告モモコ:こーゆーのありなら、わたくしたちも出なくっちゃ!
予告なぎさ:いいんですか?
予告モモコ:いいのいいのこの際だから。
アニメモモコ:え、な、なに?
アニメなぎさ:もしかして声はすれども姿の見えない?
予告なぎさ:はい。毎回予告をやってるなぎさです!
予告モモコ:わたくしは予告のモモコです。
アニメなぎさ:でも、どうしてここに?
予告モモコ:最終回には予告がないから、ここに出るしかないじゃない?
漫画なぎさ:アニメに劣らず漫画の『超くせになりそう』も、相当へんですから、よろしくね。
アニメモモコ:あなた?
アニメなぎさ:いえいえ、漫画のなぎさ……。
モモコ:あら、わたくしたち予告に出てる。どうして?
なぎさ:放送するスタッフの方たちまでくせになっちゃったんじゃないですか、予告が。
モモコ:う〜ん、なんか得した気分。ギャラ出るんでしょうねえ?
なぎさ:はにゃ〜でも何を予告するんですか?
モモコ:この際だから、別のアニメの予告をどーんどんやらして貰おうか?
なぎさ:失業しないですみますね。
モモコ:ということで、みなさまお電話お待ちしております。
なぎさ:電話番号は、ぴ〜〜〜
モモコ:そこまでは無理か。
どうも有難うございました。