「超くせになりそう」ストーリイ

紹介

ストーリイ

ここまでは原作の少女漫画『くせになりそう』(吉村杏原作・なかの弥生作画・なかよし連載)のストーリーと同じ。

コミックの原作は一巻本の『くせになりそう』が出たあと、続篇が『超くせになりそう』の題で出ます。TV版はその続篇のタイトルを採用。ただしTV版のストーリーは漫画版と離れた独自のもの。大体一話完結です(前後篇・三話に跨る話、もあります)。一往「あいどるもの」ですが、話はかなり荒唐無稽です。アイドル養成学校突如出現とか、謎の組織「レッドビートル」からライヴァルが送り込まれるとか――どれも「日本一のアイドル」のなぎさが関係する「それっぽい話」ではあるのですが所謂「リアルな話」ではありません。たまに本筋と何の関係もないパロディねたの回があったり。しかし、軽快な印象の愉快な話の底部には、全篇を貫く隠された筋が――。

「超くせ」最後のエピソードは世界一のあいどるを決める話(三回連続)。話としては「なぎさが世界一を超えて宇宙一のあいどるになって完」。話自体は大風呂敷を広げたものですが、設定的には意外にもそれまでの話で広げに広げた風呂敷をきちんと畳んで見せるもので、結構唖然とします。ゴーショーグンで提示された思想のリフレインと見ても可。

話がめでたく終ったあと、(本放送では年が改まって)最終回が放送されました。最終回は、登場人物が集って「終った作品」としてのTVシリーズ「超くせになりそう」を振返り、総括する「討論会の形式」をとるものです。一般には「メタフィクション」「わけがわからない最終回」の典型として名高い模様。

野嵜の評価

最終回は、キャラクタが「御芝居」「演戲」として意識して「超くせになりそう」なる作品を演じて来た、といった事を示唆するもの。だが、キャラクタをして「超くせになりそう」なる作品を演戲せしめ、視聴者を楽しませて来た、との自覚から、制作者が視聴者に送ったメッセージとして理解する事もできる。

自覚的な演戯は、福田恆存の主張したもので、日本の演劇に導入されるべくして(必ずしも)され得なかったものである。本作品で制作者は、自らを隠して演戯を徹底しながら、最後に、キャラクタに演戯者としての自覚的な演戲を要求しつゝ、演戯者としての自らの立場を明確に表現した。

アニメーションの世界では、押井守が実験作で演劇的な表現を使用し(その演出は露骨で、嫌みにも見えるが)、有名だが、首藤氏にも(ミュージカルへの傾倒がはっきり看て取れ)演劇的な性格を見出せる。「超くせになりそう」は「一般作の範囲内」で演戯の存在をアピールしたものであると言って良い。一般の人には「わけがわからない」ものであった最終回は、「わけがわからない」ものであったとしても、それ故に「楽しい」演出として受止められ得る。「意味が解る」人には「解ったなりの面白み」がある。

と言ふか、「変、変、みんな変」なあにめなのだから、理屈っぽく考察しないで、最終回も「変」だと思って楽しんでも良いと思った。アニメでも御芝居でも、良いものは誰でも楽しめる様に作られ、実際、楽しまれる。シェイクスピアは、王様も庶民も、それぞれがそれぞれなりに楽しんだ、との事です。「庶民の楽しみ方は王侯貴族の楽しみ方に劣る」なんて、そんな事は決してあり得ない。のではないですか。

Wikipediaでの評価

なんか「秀逸」とか評価されてる……。

放送日程

知る人ぞ知るまいなーあにめ。時期と放送局の所為もあって、視聴者は限定されました。

NHK BS2 衛星アニメ劇場内
 1994年4月5日〜1995年1月3日(たしか18:00〜)。1月10日から3月まで「ベストセレクション」が放送された(数話をセレクトして再放送)。ただし17日に、例の関西大震災があって、臨時報道番組が入って1週潰れた筈。詳細データはここにある。他人任せモード。
CS
AT-X

1998-12-02〜1999-04-17(1回繰返し)、1999-08-11〜1999-09-07(2回)、2000-04-14〜2000-08-27(3回)。

キッズステーション
やったらしいのだが全然わからん。
追加情報

某ようこページの管理人です(^^;。

再放送についてのつっこみを一つ、AT−Xでの再放送は過去に2回行われており、初回は現在掲示されているもの(週2話進行・同一話数を週4回放送)、99年10月ごろの月曜から金曜のベルト枠(週5話進行)での再放送です。さらに3度目の再放送が(2000年)4月14日からあります。キッズステーションは98年の2月6日から週1話進行で月曜19時30分・火曜9時30分・土曜16時30分の週3回放送でした。

 BSの最終回放送日ですが・・・録画テープ見つかればすぐわかるのですが、カセットに日付書いてあるので。

ふぁんきぃりっぷす様御提供の情報

地方局

千葉テレビ
〜2002/01/20。op、ed、予告篇あり。
サンテレビ
ed、予告篇ナシ。
三重テレビ
詳細不明

海外

台湾
謎の七夕生まれの人さんからの情報。
http://www.fortunecity.com/tinpan/johnette/1200/kidsong/index.html

台湾の超くせですが「偶像小英雌」 という名前で主題歌が「快樂是必需 」で作曲:Tomson Lo , 作詞:李敏 , 歌:張玉珊 だそうです

inserted by FC2 system